「イッツ（ITS＝INTERNATIONAL TALENT SUPPORT）」が、今年のファイナリストを発表した。

毎年、イタリアの港街トリエステで開催される「イッツ」は、欧州最大規模のファッションコンペティションの一つ。今年は20周年を迎える記念回となる。

ファイナリストには、ファッション部門で12名と1組、アクセサリー部門で3名、アートワーク（Swatch Art Peace Hotel）部門で6名と1組、スポーツウエア（Lotto）部門で3名が選出。日本からは、北村元統（あさと）、馬渕岳大（たけひろ）、Yudai & Anna Tanakaの４名が選ばれた。

ファッション部門ファイナリスト北村元統の作品（左）と、Yudai & Anna Tanakaの作品。

主催者はパンデミックの影響を受け２年連続でデジタルイベント形式のコンペティションを開催したが、今年は３年ぶりにリアルイベントを復活。

バレンシアガのアーティスティックディレクターで、自身も本コンペティションのグランプリ受賞者であるデムナ・ヴァザリアをはじめ、ファッションのプロフェッショナルやアーティストなどが審査員を務める。本選は9月9日と10日。

「イッツ」はファイナリストを選出する審査会を映したショートビデオを公開。世界各国から届いた様々なポートフォリオを、真剣な眼差しで見入る審査員たちの様子が興味深い。ぜひこちらもチェックを！

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Text : B.P.B. Paris