3月2日から10日まで2026-’27年秋冬パリ・ファッションウィークが開催され、公式カレンダーの約100ブランドが新作を発表。必見コレクションやトピックスをご紹介します。

アンリアレイジ(ANREALAGE)の今シーズンのタイトルは「GHOST(ゴースト)」。コレクションは、押井守のアニメ『攻殻機動隊』(1995年)に着想を得て、“不可視性”をテーマに展開されました。
前半は、70年代のヒッピー風やマンガのキャラクターのようなルックが登場。昆虫の甲殻やロボットの装甲を思わせる構造、サイケデリックなプリント、アンテナ風ジュエリーなどが未来的な世界観を印象づけています。


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対照的に、レトロな電話機やランプシェードの形のバッグもあり、過去を懐かしむ感覚を与えていました。


AIによって生成された群衆、数値コード、電子回路のモチーフはジャカードへと変換。水彩画のように淡くにじむ花柄は、京セラのサステナブルなデジタルプリンターによって表現されました。


クライマックスでは、アニメ作品で描かれる光学迷彩の概念を投影。LED技術を組み込んだ服と周囲の映像が同期することで身体の輪郭が曖昧になり、まるで人が消えてしまったかのような驚きの視覚効果を生み出しました。


衣服がアイデンティティを強調するものではなく、むしろ存在を消し去る装置になるという逆転の発想です。
全ルックを一挙公開します!






































デザイナーの森永邦彦さん。
Courtesy of Anrealage
Text:B.P.B. Paris