お気に入り衣装にみる三田マジックと、タケダイズム。
「WORLD TOUR 3rd」 ©文化出版局
かしゆか:これ、好き〜〜〜〜!! 何回見てもときめく!「WORLD TOUR 3rd」の衣装で、ポスターでも着ていました。もう、画期的なフリフリが可愛くて!
あ〜ちゃん:オーガンジーと、ドレープ感もわかるキラキラする素材の組み合わせっていうね!天才じゃろ。揺れて光沢感が見えることで、動きがより大きく見えて。フィットしているのに動きがよく見えるから、もう気に入っちゃって、 気に入っちゃって。
かしゆか:ね。何度も打ち合わせの話に出てくる衣装です。 「あの時のようなフリフリで、でも大人っぽくて揺れ感がきれいな……」って。
のっち:続いて、私がチョイスして、あ〜ちゃんも選んだ衣装です。こちら!
4th Tour in DOME「LEVEL3」 ©文化出版局
かしゆか:『LEVEL3』のジャケットの衣装がもうちょっと張りのある硬い生地だったのですが、それをライブ版にしてもらった衣装。これも生地に光沢があって、ピカピカ光るん だよね。
のっち:衣装展では私のコメントが載っていたのですが、そこにはこんなふうに書きました。「脇の黒い部分の効果で、背景が黒いステージ上では無限にウエストが細く見えます。白いところだけが体みたいに見える魔法の衣装でした」。
あ〜ちゃん:私もそこが好きなんよね。中央に柄の先端が集まってるから、余計に細く見えて。三田(真一)さんがとにかく立体的な衣装にハマっていた時期があったのですが、この衣装はその始まりでもありますね。序章に過ぎないって感じ。
のっち:肩の部分が浮いていて、 私のペプラムのところも何重にもなってて。
あ〜ちゃん:私のは、このワンピースの中に黒いフリルみたいなのが入っとった。それでスカートが下にストンって落ちちゃうんじゃなくて、ボリュームがある広がるシルエットにしたかったんだって。
かしゆか:三田さんの衣装って「面」で見ても面白い衣装が多いよね。構築的な立体に なってるけど、 平面で見るデザイン性も高い。柄を細かく入れていく衣装も多いんです。
あ〜ちゃん:生地作りにハマった時もマニアックZone入ってたよね!
かしゆか:「見たことないのが作れた〜〜!」って言って。
あ〜ちゃん:この時、LEVEL3のロゴを江戸切子の技法でガラス細工にカットして光を写して、それを柄として生地に使うのもやってたよね。あとは「グリーンアロマ」のCMのお衣装も、生花を撮影してそれをプリントして生地にしてるんだよ。蔦みたいなパーツは刺繍でできてて……って、もうやばいね(笑)。全て生み出す!
かしゆか:三田さんのすごいこだわりが見えるよね。
あ〜ちゃん:続いては、私がチョイスしてのっちもチョイスしていた衣装が、こちら。
「Amuse Fes in MAKUHARI 2018 – 雨男晴女 – 」 ©文化出版局
あ〜ちゃん:これもかわいいよね〜。 フェスの衣装には、自分たちが照明になるくらいの奇抜さや派手さが必要なんです。炎天下の中で踊ることのほうが多いので、照明が効かんのよね。ただ真昼間に黒いステージに立っとるだけに見えるけん、私らが照明になるわよっていう感じにしてくれている衣装です。だけど暑くもなくて、着ると涼しいんです。
かしゆか:生地が軽くて涼しいんだよね。
あ〜ちゃん:曲線と曲線の間に微妙な隙間があって、ここでちょっと色っぽいっていうね。 隠す色気があります。
かしゆか:タケダイズムですね。
のっち:めちゃくちゃ気に入ってました!胸元のちょっと曲線的な感じも女の子らしくて好きでしたし。あと、左側がピョンって浮いてて脚長効果があるのに、反対側がプリーツだからスラッとして見える、みたいな……。「全部のせ」な衣装で、めっちゃ好きでした。
あ〜ちゃん:確かに、これ似合ってたね!
のっち:色違いも着させてもらって。
あ〜ちゃん:台湾の「スーパースリッパ」が青バージョンでしたね。このイベント、台湾の超人気バンド、Maydayさんが主催してて。Maydayさんって、ライブで1日に何10万人も一気に動員できるような、やばアーティストなのよ。アミューズにご縁があって、それでフェスに出演させてもらったんだよね。その時にこれのイロチを作ってもらったんです。勝負よ、勝負服。
かしゆか:お気に入りの衣装は、味しめて何度か色違いを作るっていうね、私たちのあるあるですね(笑)
のっち:さて、続いては、今回展示されている衣装の中から、 他のメンバーに着てもらいたいアナザーな衣装というのをそれぞれ選んでみました!
かしゆか:楽しい!
あ〜ちゃん:おもしろーい!
のっち:まずは 、私とかしゆかが、あ〜ちゃんに着てもらいたい衣装からいってみましょう。一気に出ますよ、 こちら!
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