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【展覧会を訪れたPerfumeの写真あり】
Perfumeの衣装展『Perfume COSTUME MUSEUM』
会場の様子をレポート!

2023.09.07

Perfume初となる大規模衣装展『Perfume COSTUME MUSEUM』が、9月9日(土)より、いよいよ開幕となる(11月26日まで)。会場となるのは、西日本最大級の規模を誇り、世界的建築家・安藤忠雄が設計を手がけた「兵庫県立美術館」。明日からの展覧会にさきがけ、「装苑ONLINE」では見どころをご紹介しつつ、会場の様子の一部分をチラリとご紹介!来場を迷っている方も、来場を決めている方も。この記事を読んで、ぜひ『Perfume COSTUME MUSEUM』を目指す旅に出てみて。

photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / text : SO-EN

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Perfume特別インタビューはこちら

「兵庫県立美術館」入り口。

『Perfume COSTUME MUSEUM』って?

本展覧会は、2020年に刊行された“Perfumeの衣装本”、『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』を起点とする展覧会。Perfumeが着用してきた761着の衣装をすべて解説つきで掲載し、制作スタッフ陣やメンバーへのインタビューなども掲載している。展覧会では、本書掲載の衣装を中心に、約170着を厳選して展示。全4章構成で、2005年〜2011年の衣装を展示する1章、2012年〜2015年の2章、2016年以降の3章、ライブ衣装を展示する4章に、あ〜ちゃん、かしゆか、のっちがそれぞれ選ぶ「お気に入りの衣装コーナー」も!

『Perfume COSTUME MUSEUM』を訪れたPerfume!写真は、記者発表のフォトセッション時のもの。かしゆかは「いろんな人の愛で出来上がった展示」とコメント。あ〜ちゃんは「そのとき、そのときのベストを尽くしてきた結晶」と衣装を表現。のっちは「衣装は分身のような存在。ステージに立つPerfumeを見るのはこんな感じなのかな?」と伝えてくれました。

3章展示風景より。

『Perfume COSTUME MUSEUM』の見どころ

1.170着もの衣装を直接見られる初めての機会
ポップアップストアやイベントなどで度々衣装が展示される機会はあったが、170着もの衣装が一堂に会するのは今回が初めて。Perfumeの衣装は、細かな装飾や切り替え線までも美しいのがポイント。自分の目でそのディテールをじっくり鑑賞し、Perfumeの衣装に凝らされた技や工夫を感じ取って!

2.感動の場面が衣装とともによみがえる
エンターテインメント史に残るライブパフォーマンスや映像作品を残しているPerfume。Perfumeが特別におもしろく、他のアーティストと一線を画しているのは、“衣装もパフォーマンスや演出の一つ”とした試みに、大きなインパクトを残したものが多いこと。この記事を読んでいるPerfumeファンのあなたは、きっといくつか思い浮かびますよね。そんな感動の場面が、本展覧会でよみがえります。

3.制作の裏側を知る貴重な未公開資料を展示
衣装デザインを手がけている三田真一、Toshio Takeda両者のデザイン資料や、パターン・制作を担当するSAQULAI, Inc.と内藤智恵の型紙、2005年〜2010年までPerfumeの衣装を担当し、礎を築いた内澤研時代の資料なども。本邦初公開の資料群は、Perfumeファンが楽しめるのはもちろんのこと、服飾やデザインに携わる人にとっても興味深いものであるはずだ。

この先の記事には、会場の様子がわかる写真が多く含まれます。ネタバレを気にされる方はご注意ください。

3章展示風景より。

第3章、第4章の会場風景をお届け!
全4章構成の本展覧会から、最後の2章分の様子を一部分ご紹介します!

第3章:「未来」を超えて
2016年の楽曲「FLASH」からスタートするこのパート。空間の中央に据えられた階段状の什器に、近年のPerfumeを象徴する数々の衣装がぐるりと並び、華やかな様相だ。楽曲やMV衣装に加えて2018年と2019年の「Reframe」衣装も展示され、Perfumeの活動の豊潤さを感じることができる。さらにいくつかの衣装はMVと一緒に展示されているため、ついその歴史に思いを寄せて浸ってしまう。アルバム『COSMIC EXPLORER』衣装の展示方法に技あり!

3章展示風景より。

4章展示風景より。

第4章:ステージに立つの+Perfumeが選ぶお気に入り衣装
『Perfume COSTUME MUSEUM』の締めくくりは、圧巻の第4章。ここでは、単独ライブや一部フェスで着用した衣装を展示。一つ一つの衣装を見て、参加したライブの思い出がよみがえる人も多いだろう。ステージ照明の中で、ダンスをする3人が着用する姿とともに見ることが常であるライブ衣装を、ビジューの一つまでじっくり眺められるのもまたとない機会だ。さらにこの空間では、あ〜ちゃん、かしゆか、のっちが選ぶ「お気に入り」衣装が展示されている。Perfumeの衣装は常に3体セットで見るものだ(そのようにデザインも考えられている)が、このコーナーでは「お気に入りの一体」という展示のされ方で、1体ずつ異なるデザインが並べられているのが新鮮だった。

4章展示風景より。

会場を出てからのお楽しみは、展覧会オリジナルグッズが多数販売されているショップでのお買い物。「Perfume Closet」のアイテムも一部先行販売中なのでチェックしたい。『Perfume COSTUME MUSEUM』はすでにいくつかの地で巡回が内定しているが、最初の会場であるこの「兵庫県立美術館」でしか見られないものが確かにあるだろう。リアルな場所で展示を見る喜びが、ここに詰まっていた。

\ 展覧会のおともに!

『Perfume COSTUME BOOK 2005-2022 e-book edition』
衣装展の開催を記念し、好評発売中の『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』が電子増補版として発売!『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』の内容が全て電子版となっているほか、書籍刊行後の2020年「“P.O.P”(Perfume Online Present)Festival」から2022年の「第73回NHK紅白歌合戦」までに着用された衣装132着、全48ページを加え、合計893着を掲載。衣装展の予習・復習として、また、図録がわりにもぜひ。¥3,960(価格は購入サイトにより変動の可能性あり)文化出版局
 WEB : https://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579304579/(購入先リンクあり)

Perfume COSTUME MUSEUM
期間:2023年9月9日(土)〜11月26日(日)
時間:10時〜18時(入場は17時30分まで)
月曜休(9/18、10/9は開館。9/19、10/10休館)
会場:兵庫県立美術館
             神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1【HAT神戸内】
TEL:078-262-1011(兵庫県立美術館)
観覧料:一般 ¥1,800(前売券 ¥1,600)、大学生 ¥1,400(前売券 ¥1,200)、高校生以下無料
WEB : https://www.artm.pref.hyogo.jp/

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