
東京の文化服装学院で行われた授賞式で。photograph : Jun Tsuchiya (B.P.B.)

OIF(大阪文化服装学院)で行われた授賞式で。photograph:Katsuki Shimizu
文化服装学院ファッションプロモーションコースとOIF(大阪文化服装学院)の学生たちによる、ニューヨーク発のレッグウェアブランド「HOTSOX(ホットソックス)」を展開するレンフロ・ジャパンとの産学連携プロジェクト「HOTSOX×文化服装学院&OIF」。
2025年11月11日の「靴下の日」から2026年1月11日までの期間中、計19チームの学生たちがそれぞれ独自のプロモーション施策を提案し、オリジナルソックスの販売数を競ってきた。
そしてついに2026年1月下旬、両校でその結果発表と授賞式が開催。文化服装学院には東京チームのアンバサダーを務めたお笑いコンビ、エレガント人生の山井祥子さんが、OIFには大阪チームのアンバサダーである9番街レトロの京極風斗さんがそれぞれ駆けつけ、プロモーションの成果が発表された。
ここでは、その授賞式の様子をお2人のコメントも交えながらお伝えするとともに、両校で売上げ足数第1位に輝いたチームのリーダーへのインタビューを掲載する。
HOTSOX×文化服装学院&OIF(大阪文化服装学院)の
記者発表や中間発表の様子はこちら▼
東京では文化祭の3日間で233足を販売!
高橋社長「この結果に自信を持って」

photograph:Jun Tsuchiya(B.P.B.)
授賞式は、HOTSOXブランドを展開するレンフロ・ジャパン株式会社の高橋良太社長の総評からスタート。今回は東京チーム全体で697足、大阪チーム全体で653足の計1350足を売り上げたものの、前年度比ではやや減少する結果に。しかし、インスタグラムでのPV数では東京が1,365,276、大阪が277,341と合計で160万を超え、前年度比148%超えを記録した。
東京で行われた結果発表では、「合計の販売足数では昨年と比べて少々見劣りする結果にはなりましたが、東京チームは文化祭での販売足数が233足と非常に大きかったです。これは作り手である皆さんが直接販売に携わるということが、販促においてどれほど重要であるかがわかる結果だなと僕たちも学ばせてもらいました」
「eコマースも含め、皆さんこの結果を見て十分自信を持って良いのではと思います。また、勝ち負けが全てではないですが、販売数では東京の皆さんが勝ちました。おめでとうございます」とコメントした。
山井祥子さん(エレガント人生)
「誰をターゲットにしているかがわかりやすく、本格的な売り方で感動しました」

学生に副賞を渡す山井さん。photograph:Jun Tsuchiya(B.P.B.)
文化服装学院で行われた結果発表では、東京チームのアンバサダーを務めたエレガント人生の山井祥子さんが登壇。「各チームのSNSを見ていて、誰をターゲットにしているかがわかりやすく、ソックスのデザインに合った投稿のビジュアルも工夫されていて、とても勉強になりました。本当に学生さんとは思えないほど本格的な売り方をしていて感動しました」と、投稿作りのクオリティの高さに対する驚きを語った。
京極風斗さん(9番街レトロ)
「良いものであれば必ず売れます。
情熱を絶やさずに諦めないで」

photograph:Katsuki Shimizu
一方、OIFでは9番街レトロの京極風斗さんが、これから卒業を控えた学生たちに対してエールを送った。「これから皆さんは東京で働く人がほとんどだと思いますが、情熱を絶やさなければいつか実る時が来ると思います」
「これは僕がNSC生だった頃の話ですが、授業で月亭八方師匠が来てくれた時の『面白い人は100%売れます』という言葉がずっと記憶に残っていて、これはどの業界でも同じだと思うんです。良いものであれば100%いつか注目される時が来るので、どんなことでも諦めないで続けていってほしいです」
販売総数上位3チームを発表!

1位「アルルの夜」

2位「Blooming Beats」

3位「Aqua Muse」
東京チームの中では、第3位の「Aqua Muse」チームがSNSで18万以上のPV数を獲得して総合第1位と第2位の記録を大きく上回ることに成功。第2位「Blooming Beats」チームは物販での売上数で第1位を獲得し、中間発表では第3位だった順位を一つ上げる結果に。
そして第1位に輝いたのが「アルルの夜」チーム。ECでの売上げ足数が69足と、全チーム中トップの数字を記録した。
文化服装学院1位チームのリーダーにインタビュー。熱意を正しく伝える際のポイントとは。

photograph:Jun Tsuchiya(B.P.B.)
本プロモーションバトルにおいて、販売数第1位を獲得した「アルルの夜」チームのリーダー畑 和也さんにインタビュー。ターゲット層を設定する際のポイントと、商品への熱量を正しく顧客に伝えるために必要なことを、約半年間のプロジェクトを振り返り語ってもらった。
ーまずは今回の結果を率直にどのように受け止められていますか?
去年の1位と比べると販売数に差があり、少し悔しい気持ちもありますが、それでも総合1位と東京1位、物販2位を獲得できてとても嬉しく思います。
ー「アルルの夜」チームでは、ギフティングをした方によるフィード発信や、共同投稿形式によるリールなどが高い閲覧数を獲得していました。ギフティング先の選定や、共同投稿をする際に意識していたことはありますか?
インスタグラムで9,000回以上再生された
「アルルの夜」チームのギフティングした方との共同投稿はこちらから!
ギフティングでは、文化服装学院に関連する人や、ブランドイメージに合う年上の方、美術が好きな方など、単純に「この靴下が似合うかどうか」だけでなく、「デザインに関連があるか」という基準で選定しました。共同投稿では、フィード形式かリール形式か、音楽をつけるのかつけないのか、といった大まかな点のみ共有しました。そのため多くの方に見てもらえてとても嬉しかったです。
ーギフティング関連以外では、図書館で撮影したリールが多くの閲覧数を獲得していました。あの投稿にはどのような工夫があったのでしょうか?
あの投稿はキックオフ直後だったこともあり、インパクトを必要としていました。そこで、ゴッホのイメージに合う図書館を選び、撮影を行うことにしました。また、グループの中には動画編集や写真撮影など、コンテンツ作りにおいて必要なスキルを持ったメンバーが多かったので、自分はプロジェクトの大まかな進め方を決めただけで、具体的な作業は、得意なメンバーに一任していました。
一つの作業の中でも、それぞれのスキルに応じて得意な業務を分担できていたことが結果に繋がった一要因だと考えています。

「アルルの夜」チームが図書館を借りて撮影したリール。
様々な角度から撮影し、視聴者を飽きさせない構成とした。
ー物販では実際に販売店に立って接客もされていたそうですが、そこで意識したポイントはありますか?
まずは僕たちの商品を見てもらうため、ひたすらチラシ配りや声掛けを行いました。靴下の棚まで来てくれた方にはデザインに込めた思いを丁寧に説明し、ただ売るだけではなく、熱量を持って接客することを意識していました。
ー最後に、今後このプロジェクトに挑戦する学生に向けた、アドバイスをお願いします。
ECの売上を伸ばすためにはもちろん投稿の質も大切だとは思いますが、個人的には色々なSNSを用いて、計画、実行、分析、改善のPDCAサイクルをひたすら回していくことが重要だと思います。数をこなしていくうちに徐々に自分たちのコンテンツを見てくれる人が増えてくると思うので、諦めずにコツコツ投稿を続けていってください。
各チーム喜びの授賞式!
NEXT:OIF(大阪文化服装学院)の上位3チームと
チームリーダーへのインタビューも掲載!










