
文化服装学院ファッション流通科2年ファッションプロモーションコースと、ニューヨーク生まれの“アートなソックス”を提案するレッグウェアブランド「HOTSOX(ホットソックス)」を展開するレンフロ・ジャパンによるコラボレーション企画「文化服装学院×HOTSOX」。
文化服装学院の学生デザインによる“アートなソックス”を、2024年11月11日から2025年1月11日までの期間中、ファッションプロモーションコースの学生10チームがそれぞれ独自に立てた販促計画をもとに、SNSなどでプロモーションを行い、販売総数を競ってきた。
1月27日にその結果発表と授賞式が開催され、いよいよプロモーションの成果が発表に。ここでは、プロジェクトの集大成となる授賞式の様子をお伝えするとともに、売り上げ上位3チームの学生たちへのインタビューを掲載します。
photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
過去最高の販売数を記録!前年比160%を達成。

授賞式は、HOTSOXブランドを展開する高橋良太社長の総評でスタート。前年度比1.8倍の売り上げを記録した2023年度をさらに大きく上回り、今年度は、前年度比160%を達成。
SNSの閲覧数は、一昨年度が51,000PVだったのに対し、今年は662,579PV。1,600%超えという驚異の伸び率を達成した。予想を上回る好成績に、高橋社長からも喜びの言葉が。
「皆さんよく頑張っていただきました!昨年が16チームで1,098足を売り上げたのに対し、今年は10チームで1,670足。品番数が減っているのに、販売数が去年を160%超えました。これも皆さんの努力や頑張りの結果です。ありがとうございました」
販売数上位3チームを発表!
3位「Youthful Whisper」


3位を獲得したのは、モノクロの服を着ることが多い社会人のためのカラーソックスを提案した「Youthful Whisper」チーム。高いクオリティのクリエイティブも支持を集め、売上に直結した。さらにこのチームは、「デニス」店舗で行った、お客様のデザイン人気投票で1位を獲得!

レンフロジャパンの高橋社長と握手する、リーダーのミロ・マリーンさん。

デザイン人気投票の結果発表。

デニス人気投票での上位チームが記念撮影!
2位「Special Flower」


お花のように心が華やぐアイテムを、との思いでデザインされた「Special Flower」チームが2位を獲得。花を贈るようにソックスを贈り物にしてほしいというコンセプトの打ち出しとデザインが直結し、それがInstagramで発表していたクリエイティブにも踏襲されて、ファンの獲得につながった。
1位「snow drop」

みごと1位を獲得したのは「snow drop」チーム!10回の追加オーダーをかけるほどの人気で、計320足を売り上げた。この数字は、昨年度1位チームの約2.5倍。InstagramのPV数は159,000、いいね数は3,080、保存数は1,144と、SNSの成績でも圧倒的な勝利をおさめた。


チームリーダーを務めた畑 心寧さんは、授賞式のスピーチで「3回程チームでけんかをしたけれど、それがあったからこそコミュニケーションが活発になり、1位という結果につながりました」と語った。
プロジェクト最初期から携わる担当教員、薫森三義先生の話。「伝説の期になる」

プロジェクトスタート時からHOTSOX×文化服装学院のコラボレーションに関わる、担当教員の薫森三義先生からも講評が。
「今年度の子達は、過去最も熱量がありました。授業で行う撮影は2回でしたが、結局どのチームも2回では終わらず、自発的にどんどん撮影していましたね。それがそのまま数字に跳ね返ってきていると思います。
このように、学生時代に企業と組んで、ビジネスとしてプロジェクトに取り組める機会は稀有です。今度はみなさんが社会に出て、こうしたプロジェクトを仕掛ける側になってください。皆さんが“伝説の期”になるような気もしています」
各チーム喜びの授賞式!
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