「自分を美しく、大切に扱うことを許す」
この展覧会はセルフィー、イラスト、そして、服を通して「私を好きになる」ことに挑戦した
アーティストManamissによる、静かで、力強い自己革命の記録です。

自己肯定感の低さに悩んでいたManamissは、2020年のパンデミックで突然の失職。それをきっかけに始めたのは、“なりきりセルフィー”だった。
「雑誌の表紙を飾るかのように日々のセルフポートレートを撮り、Instagramに投稿を試みました」とManamiss。
「セルフィーのおかげで、まったく鬱々とせず無職時代を乗り切ることができ、むしろ自己肯定感がとても上がりました」
次第に自分自身への見方が変わり、いつしか100枚を超えていたセルフィーをまとめて、写真集を自費出版。それがきっかけとなり、「ギャラリー変化大名」で初個展を開催することに。




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本展では5年間で撮りためた200枚のセルフィーを一挙に並べた大型ポスターや写真集、さらに20年前から描き続けてきたイラストも紹介し、Manamissの多層的な内面を綴る。また会場には、彼女自身が仕立てたドレスやトップスも展示されており、来場者はそれらを実際に身にまとってセルフィーを撮影することも。
「自分一人でも、女王に接するかのように、私を軽んじないやさしさを選びたい」
彼女の作品に触れるひとときが、訪れる人の「I LOVE ME」の時間となりますように。




Manamiss(プロフィール)
パリのファッションブランド「ルメール(LEMAIRE)」のパタンナー。コロナ禍の最中に、セルフィープロジェクトを始動。20年前からイラストレーションも手がける。
セルフィーアカウント@manamisselfie
イラストアカウント@manamiss
ギャラリー変化大名「I LOVE ME 展」
会期:2025年7月29日(火)~9月27日(土)
住所:長野県須坂市須坂765-4 flat3
入場無料
開館日、時間はオフィシャルサイトでご確認ください。
オフィシャルサイト:henge_daimyo
Artworks courtesy of Manamiss
Text by Chieko HAMA