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ベルルッティ（Berluti）が2021年ウィンターコレクションを発表しました。

タイトルは「Living Apart Together（親密な関係でも離れて暮らす人たちを意味する言葉）」。デジタル配信されたショーのフロアには、ソーシャルディスタンスを示すサインが描かれ、束縛された中にある自由の感覚が振付で表現されました。

コレクションは、ロシア出身の画家レブ・ケージンの抽象的なアート作品を、モチーフ、色彩、テクスチャーに反映。画家のパレットの色を組み合わせたスーツなど、カラフルな色の遊びが際立っています。

心地よさもキーワードの一つとなり、テーラリングは脱構築的なリラックスしたシルエット。フォーマルウェアにスポーツやワークウェアのコードを融合し、柔らかなカシミアのアイテムが豊富に提案されました。ハンドステッチのディテールなど、クラフツマンシップが盛り込まれているのも特徴です。

３層のプラットフォームソールのダービーシューズ、スクエアトゥのブローグ、パティーヌレザーのスニーカーなど、存在感のある足元にも注目を。

Photographs : VALENTIN B. GIACOBETTI

Text : B.P.B. Paris