エドウインの廃棄予定だったデニム400本を、文化服装学院アパレルデザイン科の学生が新たな創造物として蘇らせた「re couture LUTEN」。2月20日からの展示に先がけ、今回のプロジェクトに参加した学生たちのプレゼンテーションの様子と各作品について、数回にわたってご紹介します!

photographs : Jun Tsuchiya(B.P.B.,presentation)



re couture BEHIND THE SCENE


オウ・ケン   デニムに新たな付加価値を

EDWIN210217c.jpeg EDWIN210217b.jpeg re couture「LUTEN」展示作品のプレゼンテーションの様子から、各作品をご紹介するシリーズ記事の2回目。まずは「服から服を作っても仕方がないと思った。服からおもちゃ、服からアートへと転換させたかった」と語ったオウ・ケンさんから。デニムからテディベアのぬいぐるみを作り、装飾やペイントを施してアイコニックな意匠に仕上げた。デザイン画の段階から、発想のユニークさが際立っていた作品。



水野和馬 338パーツのパッチワークトップ

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豊かなボリュームが印象的なビスチェ風トップは、338パーツにものぼるデニム地をパッチワークし、全ての裾をほどくことでさらにニュアンスをつけ作られたもの。一見した時に、元の素材がデニムとはわからないものを完成させることを目指していたそう。



平賀舞 服の構造で探るジェンダーレス

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洋服にある性差といえば、ジャケットやシャツの「合わせ」。これを無くすことで、ファッションからジェンダーフリーを志向したのが平賀舞さん。フロントは前中心突合わせにし、「右前」「左前」の規範から自由に。120cm丈のボトムは、それぞれの身長に合わせてロールアップすることでデザインに多様な変化が生まれる仕様。



榎本華梨  野生生物への視点を、異素材ミックスのワイルドなワンピースに

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榎本華梨さんは、野生生物の絶滅危惧リスト「レッドリスト」をテーマに、デニムにエコファーなどをミックスして力強いワンピースを製作。バックスタイルで鳥の翼のように張り出した袖は、ポージングと見る角度によってパワーショルダーのようにも。サファリルックやコルセットスタイルを彷彿とさせるデザインをデニムで作り上げたところに新味がある。



☞アパレルデザイン科のInstagramでは、作品ができるまでを追ったメイキング映像や撮影風景が順次投稿される予定。そちらも要チェック!


EDWIN® × 文化服装学院 re couture 「LUTEN」
会期:2021年2月20日(土)~28日(日)
住所:EDWIN 原宿店(EDWIN TOKYO HARAJUKU) 2階
   東京都渋谷区神宮前3-18-23 gimビル 
時間:12:00~19:30
EDWIN WEB:edwin.co.jp
文化服装学院アパレルデザイン科 Instagram:@bunka_ad_official


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