【水曜日のカンパネラ 詩羽×Dr. Martens】
ピンクと黒の甘辛ミックスで、はきたい!

2023.02.09

【shoes】ブランドのDNAを継承する、ドクターマーチンの象徴である8ホールブーツ「1460 PASCAL」(PEACH BEIGE)¥29,700 ドクターマーチン(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)
【dress】ライダースジャケット¥275,000、コルセットベルト¥55,000、ハイネックトップ¥26,950、タイツ¥12,100 rurumu:/シアードドレス¥241,600(輸入関税込、参考価格)シモーネ・ロシャ(ファーフェッチ  カスタマーサービス)/サイクルパンツ¥14,190 SUPER LOVE MARKET/チョーカー スタイリスト私物

1960年4月1日にファーストモデル1460 8ホールブーツが誕生しドクターマーチンブランドを確立。
60年代には労働階級の象徴であるワークブーツから、ユースカルチャーの愛用靴へと変化。
以来、半世紀上に渡って、その時代を築くカルチャーに寄り添い、
自己を表現するクリエイティブマインドな人たちの、
アイデンティティーを表すファッションアイテムとして愛され続けてきた。
今回は、クリエイティブな感性を持ち表現をする彼女たちが履く
春色(ピーチベージュ)のドクターマーチン。

一人目は、水曜日のカンパネラ二代目ボーカルとして、
またモデルしても活躍する詩羽さん。
詩羽流の甘辛ミックススタイルで履いてみると?

1460 PASCAL

ドクターマーチンのファーストモデルであり代名詞、8ホールブーツ「1460」。本格仕様のワークブーツでありながら、サブカルチャーを彩ったファッションアイテムでもある。この春夏の新色ピーチベージュの「1460」は軽やかな印象で、アッパーはしなやかなソフトレザーで、アンティークゴールドのアイレットにアッパーと同色のシューレース、ヒールループはビターチョコレートカラーとスイートな配色。¥29,700 ドクターマーチン(ドクターマーチン・エアウェア ジャパン)

強い自分になりたかった高校生の頃、
ドクターマーチンがほしかった。

高校生の頃に初めて親に、『どうしてもマーチンが欲しい!』って誕生日かクリスマスかにお願いして、手に入れたのがドクターマーチンでした。今回撮影で履かせていただいたのと同じ8ホールで、色は黒。一番王道なものを買ってもらいました。今でも履いてます!ブーツのブランドっていろいろあると思うんですけど、やっぱりマーチンってすごいかっこよくて。いかつさがあるのにかわいくて、ファッションに合うんですよね。

普段の私は、身の回りにビビッドピンクがすごく多いので、今回履かせていただいたような春っぽくて柔らかいピンクって、すごく新鮮!だからこそ、いつもよりちょっとだけ大人っぽく、ピンク×黒の甘辛コーデで履きたいなって思いました。スタイリングでも、ロング丈のワンピースにライダースジャケットで、いつもは超厚底の靴を履くことが多いけど、それより低めの底で攻めるというのが大人っぽく決めれるんだなって、今回発見しました!
やっぱり、自分っぽくいないと生きにくいというか。好きな服を着て「私ってこうなんだよね」って大きい声で言うことで、今の自分の生きやすさが成り立っているのかなとは思っているんです。ファッションが私の軸になっていて、好きな服、好きな色、好きなアイテムを身に着けるというのが自分の自己肯定感につながっていると。ファッションからいろんな場所に派生していて、音楽でこういうライブだったらこういうスタイリングがいいとか、そういう風にいろんな場所につながって私にとっての「自己肯定感」をすると思いますし、それが生きがいの1つでもあるんです。
そんな私も、高校生の頃って、結構心が弱かったんです。自分のことが全然好きとかじゃなくて、逆に嫌いでした。今思えば、マーチンの強さがほしかったんだろうなって思います。

どんなときもどんなことも、好きを一番大事にしたい。

どんな時も、楽しいとか好きとか。やっぱり好きが1番大事です。楽しくないとかこれ好きじゃないって時に隠せなくて、顔に出ちゃうタイプなんですよ。自分のことを表現するうえで、今回の撮影でもそうなんですけど、メイクを一緒にしたり、スタイリングも一緒に考えたりもして。自分が絶対に納得できるまで突き詰めたいと思っているので、だからこそ大事なのはどれだけ好きと思えるか、どれだけやっていることが楽しいと思えるか、今日の撮影がどれだけ楽しいと思えるか、なんです。自分の気持ちが表現に直結してるのかなと思いますね。

自分が自分のことを本当に好きじゃなかった時期がちゃんとあったからこそ、「自分のことを好きな方が生きやすいよ!」って身をもってみんなに言えます。明日から自分のこと好きになろうと思って好きになれるわけではないですし、好きになるために自分で努力しなきゃいけないというのが絶対ある。自分の見た目でここが好きじゃないのなら、それを変えればいいだけですよね。自分のことが嫌いなら、自分のどこが嫌いなのか認識できれば、それを一つずつ直せばいいし。なんとなくというぐちゃぐちゃした部分を明確に言葉にしていくというのが変わっていくための近道なんです。「最近楽しくないな、でもなんで楽しくないんだろう?」とか「最近可愛くないな、なんで可愛くないんだろう?」とか「これから何やっていけばいいか分からないな、私これまで何がやりたかったっけ?」とか。「なんで?」に意外とみんなぶつからないで、流しがちだから余計に分からなくなるんじゃないかなって思うんです。私たちの世代とかは特に、「なんで?」を突き詰める体力が意外と無くて。でも本当はそれが大事だんですよね。自分の中の大事な疑問を逃さないで、その「なんで?」にぶつかればぶつかるほど、頑張ったという実績が自分の中に残って、何かが変わったり進んでいけるし、その「なんで?」が少しずつ減っていけば、納得できる自分の要素が増えた証拠だから、どんどん自分を好きになっていくんじゃないかなって思いますね。

何だって、してみなきゃ変わらない。
もっともっと!が私の原動力。

見た目って実は1番手っ取り早く変えられるんですよね。「昨日まで真っ黒しか着なかったけど、明日から真っ赤な服を着てみるか!」とか。実際、挑戦ってしようと思えば誰でもできることではありますよね。スキンカラーで言えば、イエローベースかブルーべースとかで映える色とか、顔の形によって似合う髪型とか、骨格や身長でにスタイルがよく見えるシルエットとかもあるって言われますけど……。でも案外、何でも着たら着れたりしますし、そういう社会的な情報ってあてにならなかったりもするんですよ。だから、誰かが何と言おうと、一旦やってみる!失敗したらそれはそれでいいし。ファッションも、どんなことでも、挑戦するっていうことは難しいし勇気がいることだと思うんですけど、それでも「してみなきゃ変わらないから」というのはみんなに言いたいですね。やってみて自分をもっと好きになる。自分にとっては、もっともっとっていう気持ちが何よりも原動力になっているので。もっともっと!って気持ちでこれからもずーっと進み続けたいなって思っています。

Utaha
2001年8月9日生まれ、東京都生まれ。高校卒業後、大学に通いながらフリーランスのモデル、インスタグラマーとしての活動を開始。’21年に『ミスiD2021』で、「アメイジング ミスiD2021」「赤澤える賞」を受賞。‘21年にDir.Fのスカウトにより、「水曜日のカンパネラ」の2代目主演・歌唱として加入。同年10月に、水曜日カンパネラ加入後初のミュージックビデオ「アリス」「バッキンガム」を同時発表。’22年にリリースした楽曲「エジソン」がTiKTokで大人気となり再生回数27億回を超え話題となる。アーティストとしてもファッションアイコンとしても、今最も注目さている女性の一人。
水曜日のカンパネラ WEB:http://www.wed-camp.com/ 
水曜日のカンパネラ YouTube:@wedcamp
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詩羽twitter:@utaha_89_id_


お問合せ先「ドクターマーチン・エアウエア ジャパン」
TEL:0120-66-1460
WEB:https://jp.drmartens.com
Instagram:@drmartens_japan

<衣装協力>
rurumu: contact@rurumu.jp
ファーフェッチ カスタマーサービス TEL:050-3205-0864
SUPER LOVE MARKET Instagram:@super_love_market

model: Utaha(Wednesday Campanella)
photographs: Shinichi Sasaki(SIGNO)/Norifumi Fukuda(B.P.B.,items)
styling: hao
hair&makeup: Tomomi Shibusawa(beauty direction)

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