2024SSコレクションより
2024年3月11日(月)〜16日(土)に行われる「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」。東京のファッションの祭典であるこの期間に、今シーズンは43ブランドが参加し、うち35ブランドがフィジカルでショーを開催する。装苑ONLINEでは、特に注目したい20ブランドをピックアップ!最新コレクションの魅力をお届けします。まずは注目ブランドのプロフィールや近年の動向をおさらい!
HIDESIGN
ABOUT THIS BRAND
企業向けユニフォームを手がけるデザイン集団で、代表取締役社長兼チーフディレクターは吉井秀雄。2005年設立、’23年春夏よりファッションディレクターの山口壮大を迎え、ファッションブランドとして始動。表から隠れた構造こそがデザインの現れと捉える“HIDE”/“SIGN”が信念。綿密な調査に基づくワーカー専用のディテールを各々のアイテムに反映し、企業へ提供するユニフォーム制作で積み重ねてきた経験を、都市生活に置き換えてファッション文脈で表現する。
先シーズンとなる’24年春夏では「COLLECTION-1 Gray-Collar」と題し、プレゼンテーション形式でコレクションを見せた。ハイドサインが想定した、世界で最も高い身長、最も背の低い身長、最も長い脚をもつ人、最高体重の人それぞれの寸法の数値を分析し、多様な体型の誰もが着用することのできる衣服として、オールインワンを発表。
そのほかにも、急な雨から荷物を守ることができる可変性のある変形可能なブルゾンや、ファーストコレクションから継続的に登場している機能ディテールの代表であるポケットを遊び心たっぷりに配したベストやバッグなど、日常生活での実用的なアイデアに溢れたアイテムが見られた。
DESIGNER’S DATA
吉井秀雄 Hideo Yoshii
【出身地、学校】
広島県出身。大学卒業後、アパレルメーカーや総合商社の繊維本部でユニフォーム制作に携わる。’05年にHIDE SIGNを立ち上げ独立。
山口壮大 Souta Yamaguchi
【出身地、学校】
愛知県出身。2003年、文化服装学院ファッション流通専門過程スタイリスト科卒業。’06年よりファッションディレクターとして活動開始。’21年、東京2020オリンピック表彰式の衣装デザインを担当。文化服装学院の有志学生による実験的なラボラトリー「CULTURAL LAB.」を主宰。
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同級生スタイリスト集合! 座談会 相澤 樹、小松嘉章、髙山エリ、山口壮大
【設立、特徴】
’05年にHIDESIGN設立。’23年春夏にファッションブランドとしてデビュー。過去2シーズンではセールスを行わず、実験的に発表を重ねてきた。2024-’25年秋冬より初めて市場に投入するコレクションとしての発表を行う。
WEB : https://hidesign-tokyo.com/
Instagram : @hidesign.tokyo
2024A/Wコレクション発表は、2024年3月11日(月)12:00。
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