オープニングの「Rock this Party」衣装から柔らかなピンクトーンの衣装へ
期待に胸を膨らませる観客で客席が埋め尽くされると、遂に幕を開けた。
今回のツアーでは、新体制初アルバム『FAM』の収録曲と新メンバー募集オーディション「timelesz project -AUDITION-」での課題曲やそこで使用された楽曲を中心に構成されている。オープニングは「Rock this Party」。大きな歓声が湧き上がり、この一曲からスタートダッシュで、一気にテンションが高まっていく。身にまとっているのは、ファイナル審査でも着用していた同曲のための衣装でまさにパーティーという名にふさわしいゴージャスな一着。

オーディションでも課題曲だった「Anthem -episode1-」では、ピンクの衣装へとチェンジ。timeleszの「T」と「L」を組み合わせたモノグラムのオリジナル生地のセットアップで、ベビーピンク、ペールピンク、ローズピンクとその柔らかくて甘いピンクトーンの重なりが美しくキラキラと輝いている。ディテールのポイントカラーのミッドナイトブルーがそのピンクを引き締めシックで上品な印象に。そこにパールやリボンなどの装飾で甘美なエッセンスでロマンティックさもプラス。「SWEET」や「Cream」で見せる愛らしさと相まってキュートな魅力を放った。「Popcoooooooorn!」で上着を脱ぐと、中に着ていた菊池のカーディガンや高身長の寺西のオーバースカートなどが際立ってきて、新鮮に変化していく姿が目にも楽しい。
オレンジと黒のカジュアルスタイルで魅せる等身大のtimelesz

次に着たのは、オレンジと黒を基調としたカジュアルなスタイル。アウターやパンツ、あるいは袖口などに入ったグラフィカルなフラッグチェックが目を引く。スポーティーでアクティブな印象に。活気に満ちている等身大の彼らを映し出す一着ともいえそう。このオレンジと黒の衣装で披露したのは、新メンバー5人で歌詞を手がけた「君へ」、そしてオリジナルメンバーによる「because」など。メンバーの思いがのった楽曲が、観客の胸に迫り、会場全体がその歌声に引き込まれていく。
コンサートのフィナーレを飾った
美しく光る黒衣装

後半戦も進みいよいよ終盤。フィナーレを飾ったのはモード感あふれる黒衣装。衣装はもちろん足もともエナメルのドレスシューズまで全員が揃いのデザイン。深い夜空に輝く星屑のように煌めきが散りばめられ、ここにも「T」と「L」のクリスタルのモノグラムも配されている。ジャケットの裾には黒いレザーでパイピングされて、すとんと落ちるようなシルエットはしなやかだ。Sexy Zoneから踏襲するようなモードな衣装に、“らしさ”の一片を感じる。Sexy Zoneとして愛され、timeleszとしても大切な楽曲が次々に披露され、グループとしての新たな歩みを会場が一つになって感じる時間に。最後は「RUN」で締めくくった。
ライブの途中には、サプライズでの2大ドーム公演の開催決定(京セラ大阪ドーム公演2025年12月26日、12月27日。東京ドーム公演 2026年1月7日、1月8日)の知らせにメンバーが涙をするシーンも。メンバーそれぞれに、その涙の意味はきっと異なるだろう。けれどそこにある思いを胸に8人のtimeleszとしての歩みはまさにこれからだ。8人体制の新しいtimeleszがこれからどんなグループになっていくのか。グループとして新しいアイデンティティーを確立していくのか。この歩みの先に在る、timeleszの未来が楽しみだ。
photograph:Josui(B.P.B.)
Coding : Akari Iwanami
記事更新:2025.8.15.21:12
timelesz「ワンアンドオンリー」(YouTube Ver.)
timelesz「Rock this Party」(YouTube Ver.)
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