異なる個性の一体感を衣装で表現
次にメンバーがまとっていたのは、7人それぞれの個を強調するかのような異なりを見せる衣装。パンクやウエスタンのエッセンスをミックスしたカジュアルなスタイルを華やかにステージ衣装へとアップデートしている。ワッペンを貼ったりビーズをあしらったオーバーサイズのダメージデニムのセットアップ姿の大橋和也。高身長のスタイルを際立たせるブルーのロングコートに襟や袖口を飾るビジューでさらなる煌めきを放つ道枝駿佑。鮮やかなブルーのショートブルゾンと黒のワイドパンツがグッドバランスの長尾謙杜。ペイズリーのウエスタンジャケットを主役にパープル×ネイビー×ピンクのカラーパレットをシックに着こなした西畑大吾。鮮やかなピンクと黒のパンツのスタイルにネイティブ柄のジャケットを羽織った大西流星。ピンク×パープルのジャケットに合わせたボンテージパンツがクールな藤原丈一郎。ショートジャケットにチェーンを幾重にあしらったパンキッシュなパンツスタイルの高橋恭平。それぞれが異なるスタイルなのに、絶妙な色の配置とバランスで一体感を生み出しているその姿は、ステージに鮮やかに映える。
その後、がらりとムードを変え、全員が真っ赤なタキシード、中には黒のシャツというスタイルで、ゴージャスかつシックな大人なにわ男子の一面を披露した。パフォーマンスの最中に手にしていたバラが衣装にマッチして、よりドラマチックなムードをかもした。
スタイリッシュかつ演出を最大限に生かした白衣装
一転し、フィナーレに向かって加速する終盤を彩ったのは、白いキャンバスにもなりえるようなオールホワイトの衣装。楽曲とパフォーマンスに合わせて変化する照明のカラーライトを全身に受け、時に紫に、赤に、ピンクに、と様々な色に変化するように見えるのはまさに白衣装の妙。一般的には愛らしいイメージがあるなにわ男子だが、その対極のようなパワフルな強さとクールなしなやかさで魅了し、表現の豊かさを堂々と証明しているよう。
ラストでは、イエローのパイピングが目を引く、なにわ男子流のブラックフォーマルな装いに変身!傘を使ったライブ用のパフォーマンスに加えて、天から降り注いだ約10万個のカラーボールはまさにハッピーレイン。幸せな気持ちと共にカラフルでポップでハッピーな、なにわ男子らしさを存分に発揮したコンサートが幕を閉じた。
パフォーマンスはもちろんだが、衣装、作詞、振付などクリエイティブ面でも才能を発揮するなにわ男子。これからの更なる成長と飛躍が楽しみだ。
photographs: Norifumi Fukuda(B.P.B.)
なにわ男子
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