
チェックの統一感、10人分の個性
次に現れたのが、ネイビー〜グリーン系のタータンチェックを軸にしたプレッピースタイル。白シャツの襟と金ボタンが「制服」っぽさをつくりつつ、カフスの白いラインがレースになっていることで、手元にキュートで品のあるニュアンスが足される。しかもそのレースは、ぐるりと一周させず外側だけに配置。さらに、ボレロやブレザーなど、様々なタイプのジャケットが衣装のディティールをより魅力的に引き立てている。袖の切り替えやレースカフスの幅も微妙に違う。同じ“制服感”をまといながら、メンバーの個性を際立たせ、多くの表情を見せてくれたのだ。

メンバー別に見ると、野中美希はティアードスカートの裾レースと、フロントの大きなリボンで甘さを足したバランス。小田さくらはラップスカートで、チェックの量感を片側に寄せて、サックジャケットでクールに、それでいて女性らしさ演出する。牧野真莉愛はボレロ丈のノーカラージャケット、ベアトップで肌を見せ抜け感を生んでいる。羽賀朱音はインナーがビブカラーになっていて、衣装替えでジャケットを脱ぐと、可愛らしい印象。横山玲奈はスカート派で、脚まわりにチェックのレッグウォーマーを重ねてアクセントに。岡村ほまれはスカートの裾に黒フリルをあしらい、チェックの甘さに影を落とす。山﨑愛生はパンツスタイルに振り切り、ニッカボッカーズで軽やかに表情をつける。櫻井梨央は白襟と金ボタンがきれいに映える王道プレッピーで、端正に。井上春華はボレロとインナー、スカートのチェック柄が混じり合うように馴染み、まるで一着のワンピースのように見える。弓桁朱琴はパッチワークのベストでユーズドライクになりそうなところを、スキッパーカラーに飾られたビジューのきらめきとのバランスが洗練されたスタイリングを生んでいる。
NEXT:本編を駆け抜けたあと、客席では「あかね!」「れいな!」のコールが何度も重なり、アンコールへ。