How to make “jacket”
ジャケットの材料、作り方
\画像を保存して使用してね!/
Interview
リブ ノブヒコデザイナー
リバー・ジャン & 小浜伸彦インタビュー
「交換日記のように意見を交わしながら、お互いの想像を超えたデザインに仕上げます」
(左)リバー・ジャン(右)小浜伸彦
小浜伸彦(以下、小浜) この2年間コロナ禍で、日本と韓国それぞれの拠点に身を置いて、オンラインで仕事をしてきました。今シーズンのテーマは、「リ・ユニット=再会」。二人が再会できる瞬間を想像しながら作りました。
リバー・ジャン(以下、リバー) 言葉にすると照れますが、再会で涙がにじむイメージから、プリントもにじんだような花柄にしています。このテーラードジャケットは、ワーキングマザーだった母のような強い女性に似合うモダンなものにしたいと思いました。
小浜 ジャケットの一番のポイントは背中のギャザーのディテールです。僕らは二人ともパターンとデザインができるので、まずリバーがラフデザインしたものを僕が再解釈して、また新たなデザインに仕上げています。立体裁断で手を動かしながら作るので、基本的にシルエットは得意なんですが、腰のラインを少し強調し、前にもフレアが広がるフェミニンなジャケットに仕上げました。
リバー 今回は、ほかのアイテムとスタイリングしやすいように心がけ、中に着るアイテムがフェミニンなので、ジャケットにはシックでフォーマルなウール地を採用しました。
小浜 実際に作る時は、背中のギャザーがすごく難しいと思います。厚みのある生地だと縫いづらいと思うので、サマーウールみたいな薄めのウール地がおすすめです。
リバー 2か月くらいゆっくり時間をかけて、楽しみながら制作してくださいね!
RIV NOBUHIKO
WEB:https://rivnobuhikostore.com/
Instagram:@riv_nobuhiko
River Jang & Nobuhiko Kohama
リバー・ジャンと小浜伸彦は、2017年、セントラル・セント・マーチンズのウィメンズウエア科を卒業。リバーはフセイン チャラヤン、セリーヌ、小浜はランバン、ディオールで経験を積む。二人はデュオデザイナーとして’20年春夏に“リブ ノブヒコ”としてデビュー。
『装苑』2022年9月号掲載