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COGNOMEN(コグノーメン)/大江マイケル仁

大江マイケル仁さんインタビュー

オリジナルを作れる人がかっこいい

 「高校1年まではサッカー漬け。それを辞めてからサッカー以上にワクワクできたのがファッションでした。東京ブランドに活気があった頃で、僕も影響を受けましたね。文化ではファッション高度専門士科へ。1、2年で基礎を学び、4年で自由制作の実習がメインになるのが魅力で選択しました。学科は国際色豊かで、中国、タイ、マレーシアから留学生が。僕自身、イギリスと日本にルーツがあり、高校ではブラジルに1年留学して異文化に関心があったので、その環境は刺激的でした。ただ、優等生ではなかったです(笑)。学校のことよりも、外で様々な人に会うことや旅行などに時間を割いていました。

文化服装学院生時代
学校で服作りやデザインの基礎を学び、学外での出会いや旅行にも時間を使っていた。3年でインターンをしたブランドで卒業後も働き、計6年半の経験を積む。

 3年では担任の先生に紹介していただき、国内ブランドのインターンへ。そこで徐々にデザイナーの仕事を理解していきました。大きかったのは、文化でジャカードニットを学べたこと。布帛もニットも学べるのはこの学科ならではで、その違いを理解していたからこそ最初のシーズンからオリジナルニットを作ることができました。

 ブランドをするなら自分だけのものづくりができたほうが絶対にかっこいい。文化ではそうなり得るのが良さだと思います。いずれ仲間たちと工場を持ち、糸1本からオリジナルの服を作るのが夢です」

2023SS

ニット ¥46,200 

ジャケット ¥49,500、パンツ ¥39,600 コグノーメン(サカス ピーアール)

テーマは「Re-tradition」。トラッドウエアを起点に服作りの伝統や従来の方法を再考察・再創造した。染めによってさりげないストライプ柄を生んだコットン×テンセルのオリジナル生地のセットアップや、鮮やかなカラーのニットなどが登場。

photographs: Jun Tsuchiya (B.P.B.)

Gene Michael Oe
2015年、文化服装学院ファッション高度専門士科卒業。国内のファッションブランドで商品企画を経験後、’19年8月に独立。’20-’21年秋冬よりブランドをスタート。ブランド名はラテン語で「ニックネーム」の意。
WEB:https://cognomen.jp/
Instagram:@cognomen_official  

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