楽器を持たないパンクバンド「BiSH」のメンバーであり、エッセイを手がけるなど作家としても活躍しているモモコグミカンパニーさんが、初の長編小説『御伽の国のみくる』(¥1,375 河出書房新社)を刊行。自身にとってもお守りのような物語になったという本作は、アイドルの夢にもがき、悩みながらメイド喫茶でアルバイトをする主人公の友美が、信頼していた人からの裏切りやねたみを受け、その失望の果てに何を見つけていくのかが描かれている。 『装苑』2022年7月号掲載