映画『サマーフィルムにのって』 私たちとサマーフィルムにのって。 伊藤万理華 × 河合優実 × 祷キララ 1

この夏、規格外の青春映画が公開される。8月6日(金)全国公開の『サマーフィルムにのって』。高校生を主人公にした傑作青春映画は数あれど、本作はその王道の枠を軽やかに飛び超えている。描かれているのは、映画(時代劇)作りで団結する一夏の出来事。好きなものに夢中になることで世界が広がっていくさまを、恋と友情、時代劇にSFまでもをシンクロさせながら、とびきりポップに、純度高く見せているのだ。
そんな特別な本作で、主人公の時代劇オタク、”ハダシ”を演じたのは『装苑』でもおなじみの伊藤万理華さん。本作が映画初主演。そして、ハダシとともに映画制作をする”ビート板”と”ブルーハワイ”に、近年注目作への出演が相次ぐ河合優実さんと、祷キララさん。劇中でも息ぴったりのコンビネーションを見せている3人に、『サマーフィルムにのって』で過ごした時間と、この映画に込めたパーソナルな思いを、率直に話してもらった。写真を、映画スチールを手がけた気鋭のフォトグラファー、ヤスダ彩が撮り下ろします。

photographs : Aya Yasuda / styling : Momomi Kanda / hair & make up : Wakana Takahashi (Marika Ito),Momiji Saito(eek,Yuumi Kawai),TOM(Kilala Inori)

『サマーフィルムにのって』

勝新太郎を敬愛する時代劇オタクの高校3年生、ハダシ(伊藤万理華)。放課後の楽しみは、親友のビート板(河合優実)、ブルーハワイ(祷キララ)と河川敷にある秘密基地で過ごすこと。そんなハダシは映画部に所属しているが、部活は皆に人気のキラキラ恋愛映画を制作していて、時代劇は作れない。くすぶっていたハダシは名画座を訪れ、突然、自身の脚本『武士の青春』の主役にぴったりの青年・凛太郎に出会う。ハダシは凛太郎に熱い出演依頼を続け、さらに学校内でスタッフをスカウトしていく。そうして集まった「ハダシ組」は、文化祭での『武士の青春』ゲリラ上映を目指し映画制作を進めていくが、ある時、凛太郎が未来からやってきたという秘密が発覚する。凛太郎が未来からやってきた理由とは?ハダシの初監督作品はどんなラストシーンを迎えるのか?
ドラマ、CM、MVなどを幅広く手がけ、話題を集めてきた松本壮史の初長編監督作品。劇団「ロロ」主宰で、ドラマの脚本でも高い評価を得ている三浦直之が共同で脚本を手がけた。

松本壮史監督、三浦直之(ロロ)、松本壮史脚本、伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララ、板橋駿谷ほか出演。8月6日(金)より、東京の「新宿武蔵野館」「渋谷ホワイトシネクイント」他にて全国公開予定。ハピネットファントム・スタジオ配給。 ©︎ 2021「サマーフィルムにのって」製作委員会

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