「横尾忠則　未完の自画像 – 私への旅」がGUCCI銀座で開催中！最新作6点も初公開

Courtesy of Gucci ©Tadanori Yokoo

日本を代表する現代美術家・横尾忠則さんの個展「横尾忠則　未完の自画像 – 私への旅」がグッチ銀座 ギャラリーで開催中。好評につき、会期は11月9日（日）まで延長され、事前予約なしでの来場が可能となった。グッチと横尾さんのコラボレーションは2020年にグッチ渋谷ミヤシタパークのオープニングを飾ったウィンドウアートプロジェクト以来のこと。

今回の個展では、芸術の創造性は完成された瞬間よりも、むしろ未完成の状態にこそ宿るという、横尾さんが一貫して掲げてきた美学から、「未完」「自画像」「旅」の３つキーワードをもとに集められた約30点の作品が展示される。

グッチのペンダントを首に下げる横尾さんがこちらをじっと見つめる自画像や、開幕の10日前に完成したという家族の肖像画を含む新作６点を一挙に公開。背景がぼやけているのは、家族や夫婦というものは結局のところ謎なのだということを表現しているという。

ほかにも、人気の「Y字路」シリーズの作品や交流のあった三島由紀夫をモチーフにした作品に加え、本展のために特別に解放された屋上スペースでは、1970年の大阪万博で話題を呼んだ真っ赤なインスタレーションを再現した作品も展開。

さらに会期延長に伴い8月25日（月）より、すでに展示されている自画像・家族肖像画シリーズの続編となる今年の初夏に描かれた新作6点を含む、作品7点が追加展示される。

記事更新日：2025年8月26日（火）