• HOME
  • SO-EN GALLERY
  • 我喜屋位瑳務ら注目アーティスト6名による合同...

我喜屋位瑳務ら注目アーティスト6名による合同展
「Group show」がMasumi Sasaki Galleryにて開催中

2024.08.22

約10年間にわたって、アートの可能性を押し広げる高い作家性と表現力を持つ国内外の新人・物故作家の作品を紹介してきたMasumi Sasaki Gallery(マスミ ササキ ギャラリー)にて、我喜屋位瑳務、CALMA by Ryo Okamoto、高木真希人、寺本愛、宮川慶子、森田晶子の6名のアーティストが参加する合同展「Group show」を開催中。

参加作家

我喜屋位瑳務

沖縄県出身の我喜屋位瑳務さんは、イラストレーターとして活躍する一方で個展の開催やグループ展に参加するなど、美術の分野でも活動。彼の作品は、戦後のアメリカ文化、特にホラーやSF映画、アメコミから影響を受けており、様々な時間や場所が交錯する独自の世界観を表現。現代社会における多様な価値観や情報の中での私たちの姿を映し出す作品を創り出している。

CALMA by Ryo Okamoto

未来の部族「CALMA」をテーマにしたアートプロジェクトを立ち上げた岡本亮さんは、ロンドンで美術を学んだ後、日本、アメリカ、オランダで作品を発表。「今を生きる我々もまた未来の鑑賞対象であるはずです」と語っている。作品には、バイク、立体、平面、インスタレーションといった多様な手法を用いて、自然への深い理解を促し、科学的思考を育む役割を果たす博物学的なアプローチも取り入れられている。

 高木真希人

高木真希人さんは、2010年に多摩美術大学絵画学科を卒業し、近年「芸術における最小単位とその発見」をテーマに作品を制作。彼は、普段目にしない物事の気配や異界を想起させるイメージを描いている。作品はシリーズ化されており、主なシリーズには、暗闇でフラッシュを使って撮影されたように描かれたクリーチャーを表現する「snap-shot」、月の光を浴びるモチーフを描く「moon-shot」、植物の部位をクリーチャーに見立てた「Nice corm」、キャラクター化された箱や缶を描く「stack」がある。

寺本愛

大学で美術と服飾を学んだ寺本愛さんは、日本各地の地域・服飾文化に暮らす人々に着目し、実際の事象に個人的な体験や記憶、フィクションを重ね合わせた作品を制作。「人が生活すること」の普遍性を表現している。個展や芸術祭で作品を発表しつつ、アートワークの提供やイラストレーション・マンガなどのクライアントワークも行っている。

​宮川慶子

宮川慶子さんは、平面、立体、インスタレーション、詩作など多様なメディアを用いて制作を行うアーティスト。青森美術館や平塚市美術館での個展を開催し、奈良美智氏が選ぶ「プロジェクトPHASE2014」を受賞するなど、今後の活躍が期待されている。彼女はヒトや動物の生命のあり方についての思いや、小さくか弱い存在への共感を多彩な手法で表現。マクロとミクロの視点から生物の強さや豊かさ、尊厳を語りかけている。

森田晶子

森田晶子さんは、愛知県立瀬戸窯業高校で陶芸、武蔵野美術大学で映像、セツ・モード・セミナーで絵画を学び、「線と絵肌との調和」を重視し、美術と工芸の要素を取り入れた作品を制作。陶器の肌のような下地に、引っ掻きやステンシル技法で描かれる繊細なモチーフが特徴で、豊かな物語性と叙情性を持つ描写力が作品の最大の魅力。

国内外で活躍するアーティストたちの作品を一堂に見ることができるスペシャルなこの機会を見逃さないで!


Group show
期間:開催中~2024年9月14日(土)
休廊:日曜日、月曜日、火曜日 ※火曜日はアポイントメント制
場所:Masumi Sasaki Gallery
   東京都江東区新大橋3-17-10 水野ビル1F
時間:水、木 14:00~19:00 / 金、土 14:00〜20:00

Masumi Sasaki Gallery
WEB:https://www.art-reason.com/
Instagram:masumisasakigallery
X(旧Twitter):@ArtReasonLtd