バンド活動をしていた高校生の頃、フライヤーを描いたのがきっかけで絵の世界を志すようになったというnaka renyaさん。可愛らしいキャラクターに対してデジタルな蛍光色や独特なゆがみのタッチなど違和感を与えるのは、可愛いだけで終わらせないインパクトを残すため。ベースは好きなものを詰め込み描いているという、彼の世界観とは。

キャラクターが動くショートアニメにも挑戦中。TREATMENT at Shibuya WWW × naka renya（VJ SET）　アニメーション作品

「1990年代のインターネットサイトでよく使われていた、チカチカとした蛍光カラーのエフェクトデザインやRPGゲーム『moon』の不穏な世界観から多くのインスピレーションを得ています。また、アニメのポケットモンスターが好きで、小さい頃、よくまねして描いていました。キャラクターを軸に描くのは、まねして描いた落書きが、友達であり理解者だったから。僕が描いているキャラクターに名前はありません。これから出会う人が好きな名前をつけて、心に寄り添う友達のように思ってくれると嬉しいです」

「Character」 naka renya × Graphix 展示作品　PLaY R@@M 102 2024年

「MINERAL」との

コラボレーションキーホルダー

大阪の古着店「MINERAL」とのコラボレーションアイテムも印象的。「NYのアーティストが僕のキャラクターを3Dモデリングしてくれていたのですが、なかなか形にできていなくて。Instagramをきっかけに、MINERALのオーナーがキーホルダーにしようと声をかけてくれて商品に。僕の絵が広まるきっかけになったアイテムです」「naka renya × fasnee・.^.・」 PVC Key Chain

MINERALとコラボレーションした最新のニットウエア。naka renya × MINERAL 2nd collaboration。 左セーター￥16,500、右ビーニー￥5,500