
「TOKYO FASHION AWARD 2025」第10回を受賞した佐々木悟が手がけるブランドSATORU SASAKI (サトル ササキ)が、初のランウェイショーを発表。SATORU SASAKIは 「男性も憧れる女性を作る服」をブランドコンセプトに、ウィアードかつ普遍的なアイテムを展開する。24FWコレクションからは、メンズブランドもスタートさせた。


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コレクションテーマは“PRIMITIVE FUTURE”。画家のマーク・ロスコが描く抽象画を通して鑑賞者に伝える、「言葉や理論ではなく、自分自身の感情というプリミティブなもの」がこの先必要不可欠になっていくという思想をファッションへ落とし込んだ。




糸をループ編みにしてボリューム感を演出するニットワンピースや、軽やかな生地を使用したエレガントなシャツにはトーンが異なる色相のパンツが合わせられ、マーク・ロスコのキャンバス全体を少ない色数で埋めつくす作風が連想づけられる。また、ミニマルなデザインを展開するサトル ササキだが、ニードルパンチで表現したチェック柄のセットアップや球体が連なったアクセサリーといったユーモアのある新たなアイテムも登場。


そして、メンズブランドもスタートさせたデザイナーの新たな思いとして、性の境界線をなくしたいという心持ちから、片腕の垂れ下がる袖が柔らかな動きを見せるショート丈のトップス、シャギー素材のパンツやロングコートなど、マスキュリンとフェミニンの融合をスタイリング、素材、ディテールで提案した。
















佐々木悟 Satoru Sasaki
地元である神戸を拠点に活動。国内外のメゾンやデザイナーズブランドにてアシスタントとしての経験を積んだ後、2019年にブランド「SATORU SASAKI」を創設。
SATORU SASAKI
WEB:https://satorusasaki.com/
Instagram:@_satorusasaki_
Courtesy of SATORU SASAKI
Text : SO-EN