9月29日から9日間の日程で、2026年春夏パリ・ファッションウィークが開催され、110を超えるブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの注目コレクションや話題のトピックスをご紹介します。

ファッションウィークのラストを締めくくったのは、ベルギーを拠点とするメリル ロッゲ(MERYLL ROGGE)。
ブランドを率いるロッゲは、今年、ANDAMファッション・アワードでグランプリを獲得し、マルニ(MARNI)の新クリエイティブディレクターに任命されるなど、勢いに乗る若手デザイナーです。

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コレクションの着想源の一つは、クッキー・ミュラーの自伝に描かれる、自由で型にはまらない生き方とアンダーグラウンドな感性。ミュラーは、ストリッパー、批評家、女優といった様々な活動を通じて、常に自分をアップデートさせた人物でした。ロッゲは、そんな彼女の姿勢に共鳴し、多面的な女性像とファッションが持つ多様な可能性をたたえています。

ロケットペンダントを連ねたチョーカー、ツメを強調した大粒のパールネックレスなど、存在感のあるジュエリーは、アントワープを拠点とするウッターズ&ヘンドリックス(WOUTERS & HENDRIX)とのコラボ。コンセプチュアルでありながら詩的なムードを漂わせていました。








































Courtesy of MERYLL ROGGE
Text: B.P.B. Paris