ピエール・カルダンのスペシャルショーがパリ郊外の航空宇宙博物館で開催されました。
今回のショーは、一年前に98歳で他界したブランド創業者のカルダン氏に敬意を表するもの。タイトルとなった「コスモコール(Cosmocorps)3022」は、1960年代の代表作である宇宙ルックにちなんだネーミングです。
ル・ブルジェ空港の一角にある航空宇宙博物館。会場ではペッパーくんがゲストを出迎えた。彼のネクタイはピエール・カルダン!?
特設されたランウェー正面には、宇宙ロケット“アリアン5”がそびえ立ち、未来感にあふれるスペクタクルを展開。50分間におよんだステージで、カルダン氏が生前にデザインをした最後の作品と、ブランドのクリエイションスタジオが手がけた最新作が披露されました。幾何学的なラインや宇宙服のイメージのシルエットなど、時を経ても変わらないアイコニックなコードを盛り込みつつ、新たな衝撃を与えるコレクションです。
未来の都市のためにデザインし、前衛であり続けたカルダン氏。彼の偉大さが改めて感じられるショーでした。
ショーの冒頭ではカルダン氏のインタビューや過去の作品を映像で紹介。
「Cosmocorps 3022」より。
Text : B.P.B. Paris