1月20日から6日間の日程で、2026-’27年秋冬パリ・メンズファッションウィークが開催され、66ブランドが公式スケジュールで新作を発表。注目のコレクションやトピックスをご紹介します。

コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARÇONS HOMME PLUS)のテーマは「BLACK HOLE(ブラックホール)」。
すべてを引き寄せ、光さえも閉じ込めてしまうブラックホールは、闇や無を想起させるもの。その言葉のごとく、ランウェイに現れたコレクションも黒を中心としたダークカラーで覆われていました。

© B.P.B. Paris
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シルエットは、原点回帰を思わせるほどテーラリングをベースに展開されましたが、そのボリュームやプロポーションは、異次元の新しさに満ちています。
多数提案されたクロップドジャケットは全体的に細身。フォーマルな印象のショールカラー、ピークドラペルのダブルブレストなども見られ、裾を表に折り返したユニークなディテールが印象的です。


ベーシックをダイナミックに崩したシルエットが続き、見頃の両サイドを摘み上げたテーラード、打ち合わせ部分をくり抜いたスリムジャケット、シャーリングで波打つスーツなども展開。一方で、トレンチやダッフルコートから派生したピースも登場しました。




モデルたちはボサボサのヘアで、顔を覆うのはホラー感のあるマスク。制作したのは、マスクメーカーでアーティストの村山 伸さんです。
シューズは甲革が二重構造になっていて、「WEAR YOUR FREEDOM(あなたの自由を身にまとえ)」といったスローガンが、勢いのある筆跡で書かれていました。


力強いクリエイションを通して、メッセージを発信し続けているデザイナーの川久保 玲さん。人々は暗闇の中から抜け出せるのか?そんな問いが胸に迫るショーでしたが、フィナーレには白い装いのモデルたちがランウェイに。

Photo : © B.P.B.Paris
ミッシェル・ポルナレフのラブソング「Love me, Please love me」とともに、一筋の光が差し込んだステージは、ダークな世界から抜け出したかのような晴れやかな余韻を残していました。
全ルックを一挙公開!




































Photos : Courtesy of Comme des Garçons
Text:B.P.B. Paris