2022-’23年秋冬パリ・ファッションウィークが開催。
必見コレクションや話題になったことなど、今シーズンのハイライトをご紹介します。
イサベル マランの新作は、安心できるシンプルさへの欲求がベースに。
多数提案されたコンパクトなワンピースには、オーバーサイズのジャケットやコートを合わせ、心地よさそうなストレッチモヘアのセーターなど、ニットアイテムも充実。ビッグシルエットのボンバージャケット、マルチポケット付きジーンズ、スエードのチュニックシャツと、定番的なアイテムをアップデートさせた軽快なスタイルです。コーディネイトの仕上げはモトクロス風サイハイブーツ。アブストラクトなフラワープリント、ペルシャ絨毯から着想されたモチーフもあり、終盤には華麗なスパンコール刺繍が輝きを添えました。
ショーは、ニューヨークのロックバンド ブロンド・レッドヘッドが、リズミカルなバラードを演奏するなか開催。フィナーレには、ウクライナ国民への支援活動を始めたデザイナーのイザベル・マランが青と黄色のトレーナー姿で登場しました。
会場となったパレ・ロワイヤルの照明もウクライナ国旗の色に。©B.P.B. Paris
Text : B.P.B. Paris