アンリアレイジ 2024-’25AWコレクションより
2024年3月11日(月)〜16日(土)に行われる「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」。東京のファッションの祭典であるこの期間に、今シーズンは43ブランドが参加し、うち35ブランドがフィジカルでショーを開催する。装苑ONLINEでは、特に注目したい20ブランドをピックアップ!最新コレクションの魅力をお届けします。まずは注目ブランドのプロフィールや近年の動向をおさらい!
ANREALAGE
ABOUT THIS BRAND
デザイナーは森永邦彦。2003年設立。ブランド名のANREALAGE(アンリアレイジ)にはA REAL(日常)、UN REAL(非日常)、AGE(時代)という意味が込められている。最先端のテクノロジー技術を取り入れ、紫外線で色が変わるフォトクロミックテクノロジーや球体・立方体などの人間の身体にとらわれない近未来的なデザインを発表し、日本のみならず世界から注目されている。‘23年には、ビヨンセのワールド・ツアー「Renaissance」の衣装を手がけた。
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そんなアンリアレイジが新たにはじめるメンズライン「anrealage homme(アンリアレイジ オム)」が3月16日のRakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/Wにてデビューする。
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アンリアレイジ 2024-’25年秋冬 パリ・ファッションウィークにて発表された最新コレクションは、生物としての人間と対極にある無生物をテーマに、人間のための服ではなく、オブジェクトのための服を公開。これまで人間中心で考えられてきた服を、無生物からの視点でとらえ直したのだ。藤子・F・不二雄のSF漫画『ドラえもん』とコラボレーションし、ショー会場では人間の代わりにオブジェクトが服をまとい、ドラえもんの代表的なひみつ道具「タケコプター」を装着して、ふわふわと浮遊していた。
地球のようなブルゾンや、ミラーボールのようなジャケット、Reebokの代表的なシューズもオブジェクトへと変換され登場。
DESIGNER’S DATA
森永邦彦 Morinaga Kunihiko
【出身地、学校】
東京出身。2003年、早稲田大学社会科学部卒業。
【受賞歴】
2005年、GEN ART 2005 アバンギャルド大賞、2011年、第29回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞、2014年、BOF 500、2015年、ANDAM FASHION AWARD ファイナリスト、2017年、Pen クリエイター・アワード受賞、2019年、LVMH PRIZE ファイナリスト、第37回毎日ファッション大賞、2021年、第32回タカシマヤ美術賞。
【設立、特徴】
早稲田大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い、服づくりをはじめる。2003年、アンリアレイジ設立。2005年、東京タワーを会場に東京コレクションデビュー。2014年よりパリ・コレクションへ進出。2021年、ドバイ万博日本館の公式ユニフォームを担当。2023年、ビヨンセのワールドツアー衣装をデザイン。日常と非日常をテーマに様々な異分野とのコラボレーションを行い、国内外の美術館での展覧会にも多数参加。革新的なクリエイションでリアルとデジタルを融合する。
WEB : https://www.anrealage.com/
Instagram : @anrealage_official
2024A/Wコレクション発表は、2024年3月16日(土)20:30。
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