2024SSコレクションより
2024年3月11日(月)〜16日(土)に行われる「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」。東京のファッションの祭典であるこの期間に、今シーズンは43ブランドが参加し、うち35ブランドがフィジカルでショーを開催する。装苑ONLINEでは、特に注目したい20ブランドをピックアップ!最新コレクションの魅力をお届けします。まずは注目ブランドのプロフィールや近年の動向をおさらい!
M A S U
ABOUT THIS BRAND
デザイナーは後藤愼平。2018-’19年秋冬よりM A S Uのデザイナーを務め、東京最注目株の地位にブランドを押し上げた。その服は、多くの人が固定観念を持つ要素を考察することから生まれ、“型”の歴史や伝統を尊重しながら、現代的な文脈を持ったアイテムとしてそれらを再定義する。また、年齢やジェンダーを問わず、あらゆる属性の人にファッションの喜びを解放するエッジの効いたデザインは、デザイナー自身のパーソナルな思いが起点となっていることが多い。
’23年には顧客向けのアミューズメントイベント「マス ボーイズ ランド(MASU BOYS LAND)」を開催し、500人のファンが詰めかける熱狂を生み出した。2023-’24年秋冬シーズンは、初めてパリで展示会を開催。’23年8月には「FASHION PRIZE OF TOKYO 2024」を受賞し、2024-’25年秋冬コレクションを、パリ・メンズファッションウィーク中にランウェイショーで発表した。
先シーズンとなる2024年春夏コレクションは、「“because I believe in myself”」がテーマに。甘いパステルカラーや、愛らしい親指大の動物の人形たちの質感に惹かれつつ、「過剰さ」への内省を行った。
ジャケットやフーディーは、まさにその人形たちのようなフロッキー素材の柔らかいテクスチャーと淡い色彩で登場。トレンチコートなどのベーシックなアイテムからは、いくつかのおなじみのディテールを廃し、軽やかかつ新鮮な息吹を与えた。2024年3月10日(日)には、「Rakuten Fashion Week Tokyo 2024 A/W」期間に先がけて、バイヤーやプレスなどのファッション業界の関係者以外も入場可能な凱旋イベントを開催する。
DESIGNER’S DATA
Shinpei Goto
【出身地、学校】
1992年生まれ、愛知県出身。2014年、文化服装学院アパレルデザイン科メンズデザインコースを卒業。
【受賞歴】
FASHION PRIZE OF TOKYO 2024
【設立、特徴】
デザイナーの後藤愼平は、文化服装学院を卒業後、在学中より勤務していたライラに入社。オリジナルブランドの企画、生産に携わる。退社後、2018-’19年秋冬より、M A S U(エムエーエスユー)のリブランディングを機にデザイナーに就任。少年期から魅了されるヴィンテージウェアの思想や哲学、時代背景に多大なる影響を受け、時代を超えて愛される「誰かにとってのヴィンテージになり得る服作り」を標榜する。’21年2月、東京にて2021-’22年秋冬コレクションを初のランウェイ形式で発表。2024-’25年秋冬コレクションを、初めてパリ・メンズファッションウィーク中にランウェイで発表した。
Instagram:@masu_officialaccount
2024A/Wコレクション発表(パリ・ファッションウィークの凱旋イベントとして開催)は、2024年3月10日(日)関係者:17:00〜20:00 ・ 一般:18:00〜20:00。
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