シャトレ劇場でショーを開催したアランポールも人気上昇中の若手ブランド。デザイナーのアラン・ポール（Alain Paul）はマルセイユ国立高等舞踊学校出身。自己表現の新たな手段を求めてパリでファッションを学び、デムナ・ヴァザリアのヴェトモン、ヴァージル・アブローのルイ・ヴィトンで経験を積みました。自身のブランドを設立したのは2023年。バレエダンサーとして培った表現力を活かし、振り付けをするように服をデザインしているのだそうです。

今回のショーはシャトレ劇場で開催。コンテンポラリーダンスの舞台のような演出のなか、バレエ衣装やタイツからインスパイアされたコレクションが披露されました。実用性、タイムレスなワードローブもこのブランドのコンセプトで、膝や肘に装着するプロテクターのような小型ポーチの提案も。シンプルさの中にキラリと光るモダンなデザインを見せています。

デザイナーのアラン・ポール

Courtesy of ALAINPAUL
Text: B.P.B. Paris