心が躍るような遊び心をまとうカラフル&ポップな柄衣装
次に登場したのは、三者三様のポップで色柄が楽しい衣装。夢の世界から飛び出したようなファンタジーが感じられる。佐藤勝利がまとったのは、色鮮やかなボレロ丈のジャンパー。その裾にはたっぷりとつけられた長いフリンジが大きく揺れる。グラフティーのようなストリートアートとモダンアートがミックスされたような大胆な柄も強烈なインパクトを放っている。菊池風磨はウエスタン調のジャケットを羽織ったブラウントーンの出で立ち。衿やポケット、フリンジにはレザー×スタッズのあしらいが細やかに配されている。胸もとにあるスパンコールとビジューのクロスモチーフが目を引く。絵の具を散らしたような模様のパンツを合わせたところがクール。ボリューミーなバルーンスリーブをつけたGジャンで華やかさに身を包んだ松島聡。身ごろの装飾モチーフは菊池風磨と同じクロスに加え、雪の結晶や目のモチーフなどアーティスティックで、裾にはレースも添えられていてかわいい。赤いパンツも全体を引き締めていた。
まっすぐで強い3人の思いが、そのままダイレクトに一曲一曲から、一挙一動から伝わってくる。櫻井翔さんのアドバイスで横浜公演から目を合わせて歌うことにしたという「puzzle」では、涙が出そうになった(会場でその瞬間を居合わせた多くの人たちもきっとそうだったように)。ステージ上の3人のいろんな思いが伝わり広がった証拠かもしれない。
トラディショナルなスタイルでtimeleszの新しいロゴを全身にまとう
注目すべきはこの一着!じっくりと見ると全面の柄は、timeleszのロゴプリント。今回のツアーコンセプト「新生timeleszの挨拶まわり」をこの衣装が物語っているように思える。しっかりと地に足をつけて新たな挑戦に挑む彼ららしい。
佐藤勝利が弾くアコースティック・ギターで届けた「君と…Milky way」や、スペシャルゲストとして、「meke me bright」を手掛けたiriを迎えたスペシャルセッションなど、表情豊かな音楽を届けた。
最後のブロックでは一転し全身黒の衣装にチェンジ。山下智久プロデュースの「Anthem」では迫力満点の炎の演出で会場は過熱し、一気にラストスパート!
timeleszコールで迎えたアンコールでは、3人が客席の一人一人にしっかりと向き合う姿が印象的に残る。最後の最後は、「ぎゅっと」で心をぎゅっと一つとなり幕を閉じた。
だが、会場が明るくなってもなお、ほとんどの人がそこにとどまり終わらないtimeleszコールを送り続けた。あのコールは、timeleszへの大きな大きなエールに違いない。
新メンバーを募る「timelesz project」も始動。きっと誰もがそうであるように、新しいことに挑戦する時には、不安や恐れだってあるし、勇気がいる。だが、5人のSexy Zoneが抱いた夢を、timeleszが追いかけていく、という言葉の通りに彼らは勇気と覚悟を持って邁進するはずだ。timeleszの未来を信じていいのだと、このライブが語っていた。
photographs: Norifumi Fukuda(B.P.B)
timelesz
公式サイト:https://ovtp.jp/
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