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「Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2022 FILMUSIC!」
『音楽×映画』をテーマにした今回の衣装は?

2022.09.26

今年15周年を迎えたHey! Say! JUMP。8月24日にリリースしたニューアルバム「FILMUSIC!」を引っ提げたアリーナツアーが現在も開催されている。ジャニーズ初の有明アリーナでの公演となった9月17日のコンサートに潜入し、今回の衣装をチェック!

「FILMUSIC!」というタイトルのHey! Say! JUMPのニューアルバム。FILM(映画)とMUSIC(音楽)を掛け合わせた造語になったもの。このコンサートでは、ステージをはじめ演出等など随所に映画のセットなどを彷彿させるものがちりばめられている。少しレトロな映画のセットの中で歌って踊る7人のメンバー。まるでハリウッドスターのようにきらきらと輝いていた。

まずは輝くダンディズム

 オープニングの衣装は、そのハリウッドスターからインスパイアされたようなダンディズムなスタイル。クラシックなグレンチェックのテキスタイルには、それぞれのメンバーカラーで煌めきが添えられて、ニュークラシックなモードに。アウターのデザインはトレンチコートやベルテッドのショートコート。ダブルブレストのジャケットなど。パンツは全員側章の入ったスリムなシルエットのパンツですっきりと。黒いタイと一緒に胸もとを飾っていたのがパール。ちょっとロマンティックな要素が今のファッションシーンに寄り添っているようだ。靴はエナメルの白黒コンビのウィングチップ。映画「華麗なるギャツビー」の1920年代の要素もあれば、‘60年代の雰囲気も感じられるメンズスタイル。そして、全員衿にはスパンコールで描いた数字の“15”のエンブレム。これはもう何を意味しているかは当然分かるはず。

グレンチェックのクラシックスタイルは、胸もとのパールをアクセントに

青と黒のロックテースト

 次に登場したのがブルーと黒のバイカラーで構成された衣装。1着目のクラシックなイメージからすると、この衣装はロックテースト。ライダースやボンバージャケットをベースにしたコートやジャケットは、ジッパー使いが施され、黒いスパンコールで強い輝きを。そして黒いスタッズは鈍い輝きが放たれ、ラグジュアリーな要素もプラスされている。ボンバージャケットスタイルの知念侑李は、どこか「トップガン マーヴェリック」のトム・クルーズを連想させたのは私だけ??

ハードなディテールがアクセントの衣装。歌も力強く!

 そして3回目の衣装チェンジはジャケットとパンツのセットアップなのだが、デザインポイントとしてジャケットの前身頃や後ろ見頃、袖などにフリルがはめ込まれている。パンツやジャケットの形は7人それぞれの個性を生かしたものに。セットアップのメインの素材は淡いブルーにシルバーのスパンコールをあしらったもので、お城や洋館の美しい壁紙のよう。このスタイルのアクセントに使われた色がチョコレートブラウン。何となくミントチョコレートのイメージ!と思っていたらこの衣装で最初に歌ったのが「ビターチョコレート」。この衣装の裏テーマは“チョコレート”だったのかもしれない。

そしてゴールドと黒で中世の騎士のように

 ラストは黄金に輝く中世のスタイル。ゴールドのラメジャガードと、マットな黒いベルベットなどの素材を組み合わせたルダンゴトのバリエーションだ。ゴージャスなブレードや金ボタンの装飾がこのアイテムをより一層印象の強いものに仕上げ、18世紀の華やかなロココスタイルをも彷彿させるものに。

ゴージャス!輝きを添えた衣装で、有明アリーナすべてが華やかに

アンコールは個性豊かに白T&デニム。

 これからコンサートに行く人がいたら、是非注目してほしいのかアンコールのカジュアルなスタイル。写真はないのだがニューアルバムやツアータイトルにも掲げた「FILMUSIC!」のロゴが入った白いTシャツのコーディネート。よく見ると7人それぞれデザインが微妙に異なり、ボトムは全員デニム。スタンダードなデニムもあればダメージもある。着こなし方も、裾をブーツにインした山田涼介。シャツを腰に巻いておしゃれ度をアップさせた知念侑李。Tシャツの裾をきちんとパンツにインした中島裕翔。インナーに黒い長そでのTシャツをレイヤーさせた薮 宏太。Tシャツのフロントの裾だけパンツにインして、今どきのファッションセンスを光らせた髙木雄也。ビッグTシャツに装飾性のあるデニムを合わせた伊野尾 慧。パンツのサスペンダーを下に下げてよりラフな印象にした有岡大貴。帽子や眼鏡、サングラス、アクセサリーなども思い思いにプラスされ、これはもしかして本当は彼らの私服なのでは??と思わせるような、個性をいかしたコーディネーションだった。

 結成15周年を迎えたHey! Say! JUMP。デビューから15年経った今、彼らの歌には圧倒的に力強ささえ感じられる。ステージパフォーマンスも楽しく、ファンとの一体感も素晴らしい。それに拍車をかけるのが、テーマ性を持たせそれぞれの個性を生かした華やかな衣装だった。コンサート内では、今年の年末年始にかけて行われるドームツアーについても発表された。新たなステージに、より高くジャンプする7人に今後も目が離せない。

photograph:Norifumi Fukuda(B.P.B.)


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