第81回ヴェネツィア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門に正式に出品され、世界から注目を集めている映画『HAPPYEND』の監督・脚本を務めたのは東京とニューヨークを拠点に映像作家、アーティスト、翻訳家として活躍する空音央。これまでコンサートドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto | Opus』や短編映画『The Chicken』などの作品を手がけてきた。そんな空音央の長編劇映画デビュー作となるのが、この『HAPPYEND』だ。
7年ほど前から構想を練り始めたというこの映画は、XX年後の日本を描く。多種多様な人々が当たり前に暮らすようになっている一方で、社会には無関心が蔓延し、むやみやたらに権力が振りかざされている——。そんな日常の中で幼馴染で大親友のユウタ(栗原颯人)とコウ(日高由起刀)はある出来事がきっかけとなり、徐々に二人の友情関係に亀裂が生じる。
自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるコウ。一方、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。友情の危うさをこれまでに見たことのない切り口で描いていく。環境音やテクノなどが織り混ざった独特なサウンドと、映像美にも注目したい。
この映画の公開を記念して本作をいち早く鑑賞できる試写会に、40名様をご招待します。奮ってご応募ください。
応募は、装苑ONLINEの公式X(Twitter)をフォロー後、アップされるこの映画のトピックをリポストして完了。締め切りは、2024年9月9日(月)10:00まで!当選者の方には、Xのダイレクトメッセージで直接ご連絡いたします。
映画『HAPPYEND』一般試写会
日にち:9月17日(火)
時間:開場 18:00/開映 18:30 終映 20:23(上映時間 113 分)
上映後トーク:20:30〜21:00 ※登壇者は調整中
場所:神楽座
東京都千代田区富士見 2-13-12 KADOKAWA 富士見ビル 1F
注意事項
※全席自由席
※情勢などにより本イベントが余儀なく中止となる場合がございます。
STORY
今からXX 年後、日本のとある都市。
ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。こんな幸せな日常は終わらないと思っていた。
高校卒業間近のある晩、いつものように仲間と共にこっそり学校に忍び込む。そこでユウタはどんでもないいたずらを思いつく。「流石にやばいって!!」と戸惑うコウ。「おもろくない??」とニヤニヤするユウタ。
その翌日、いたずらを発見した校長は大激怒。学校に四六時中生徒を監視する AI システムを導入する騒ぎにまで発展してしまう。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。
2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ…。
監督・脚本:空音央
栗原颯人 日高由起刀 林裕太 シナ・ペン ARAZI 祷キララ 中島歩 矢作マサル PUSHIM 渡辺真起子/佐野史郎
製作・制作: ZAKKUBALAN、シネリック・クリエイティブ、Cinema Inutile
配給:ビターズ・エンド
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10月4日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開