クリエイターから学ぶInstagramのリール作り
【2名のゲスト講師によるクリエイタートーク】

（左）Hinechiさん（右）バヤコさん

今回のゲスト講師は株式会社アダストリアより、プロモーションディレクターのHinechiさん、ドットエスティ メディア部のバヤコさんのお二人。

リールがきっかけとなって商品が即完、顧客の質問をまとめたリールがバズるなど、日頃からリールを効果的に活用しているお二人から「リール制作で意識している三箇条」を聞きます。さらに、学生の皆さんがリール制作において、悩んでいることへのアドバイスをもらいました！

リール制作で意識している三箇条

——Hinechiさん——

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  その1. 　自身の個性が光る撮り方＆構成

キャラ設定によって変わりますが、私はもともと肌見せやY2K、ストリート系のメンズライクなスタイリングがファッション軸としてあったので、このスタイルが伝わるような作りにしています。動画の冒頭では体のラインが見えるように、ほぼ下着のような状態から始まり、コーディネートを組んでいく構成。内容にもよりますが、キャッチーな言葉選びと動画内で何を紹介するのか、ということを冒頭から瞬時に理解できるように心がけています。

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  その2. 　自分×ファッション軸の確立

アカウントのプロフィールに「#オンナマエ」とつけていますが、オンナマエとは自分自身の好きを貫く、芯の強い女性というような意味があります。このキーワードを軸に「私っぽいオンナマエコーデ」と題し、動画の半分は私の紹介を入れながら、自分らしいファッションもあわせて発信できるのが良いのかなと思います。

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  その3. 　急上昇の音源選び

音源は基本的に、Instagram上で設定ができる急上昇音源のランキングから選んでいます。急上昇音源は矢印マークが目印。あとは動画の内容に沿って、テンポ感がある曲を選んだり、韓国ストリート系のコーディネートにはk-popの音源を使用することもあります。同じものが好きなユーザーに音源を通して届く可能性があります。

——バヤコさん——

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  その1. 　キャッチーな動きとテロップ

キャラ的に芸人だと思っているので、とりあえず動きは変にしています（笑）。冒頭でユーザーに印象付けて、離脱させないよう意識しています。テロップに堅苦しいものは一切なし！書体や色もずっと同じものを使用しています。服などを見せなければいけないので邪魔をしないよう、文字間隔も広めに設定したりと、位置も考えて配置します。

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  その2. 　アフレコは地声で

声が低いのですが、声をリール上で公開するまでフォロワーの皆さんは、私の声が高いと想像されていたようで。初めて声を出した時、「声低っ！」というコメントが殺到しました。ですので、声を出すと引かれてしまうと思い、心配だったのですが皆さん受け入れてくれて。そこから絶対に地声でアフレコをしています。

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  その3. 　視聴者の共感を狙う

長尺の動画ですが、すごく再生されました。リピートで見てくれる方も多いんです！タグがついたままの服など、とにかくみんな内容に共感してくれて。YouTube感覚で見られるように、長回して撮ったものを編集しました。コンテンツによって、長さは調節しています。

★ワークショップ★
学生のInstagramに関するリアルなお悩みにHinechiさん、バヤコさんが直接アドバイス！

Q：自身で制作した作品の制作過程や着用している様子をリールでまとめましたが再生も伸び悩み、方向性をどうしたらいいかと迷想中。

A：制作の様子を早送りや定点で撮影してまとめてみたらどうでしょうか。作品の制作過程から完成した作品を着用するまでの一連の流れを、ダイジェスト版のようにまとめる。また、誰に向けて何を見せたいのかを考えるとよりまとめやすくなりますよ。憧れられるようにかっこよくまとめるのか、親近感を感じてもらえるようにまとめるのかによって、編集の仕方が変わります。自分の「好き」を表現できると伸びると思いますよ！

Q：動画素材や過去の動画は消さずに保存していますか？容量問題も発生しますよね。

A：過去に反応が良かった動画だけGoogleドライブに残して、悪かった動画は消しています。そうすると、評価が高い動画だけが残っていくので、再度使用する場合も良い反応が得られます！

Q：動画の素材はたくさんありますが、どう編集すれば良いかわかりません。

A：動画開始3秒以内に動画のオチや内容を先出しする編集の仕方をしてみては？
ここでユーザーを引きつけられると再生回数にも繋がります。色々なパターンをアップしてみて、反応を見てみるのもいいかも！

Q：Vlog風にリールをまとめていますが、全く再生が伸びません。

A：生活の全てを見せずに、生活の一部分だけを切り取ってまとめてみるのも良いかもしれませんね。

次回は「今Instagramで求められる、新しいファッションコンテンツ」について学びます。お楽しみに！