本誌と装苑ONLINEと連動する連載「川尻蓮の吟遊詩人」。9月の詞として、JO1の全米デビューを目前に、川尻さんの心に刺さった言葉をここでお聞きしました。装苑ONLINEのために撮り下ろした写真とあわせてお届けします!
photographs: Josui(B.P.B.) / styling: Remi Takenouchi / hair & makeup: Seika Shimada / design & coding: Akari Iwanami / interview & text: SO-EN
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全米デビューを目前に刺さった、 スヌーピーの言葉
―――今回は、装苑ONLINEにて、「9月の詞」を授けてください。
REN:ちょうど僕らは今、全米デビューを目前に控えているのですが、そんな今だからこその言葉があります。スヌーピーの言葉で、これ聞いたことありますか?『配られたカードで戦うしかない』です。たとえそれがどんなカードであってもね、っていう腹を括ったようなことをスヌーピーが言うんですよ。それがすごく今の僕に刺さっていて。
北米ツアーだったり、全米でデビューするっていうのは、なかなか難しいチャレンジだと僕は思っているんです。向こうにも素晴らしいたくさんのアーティストがいるし、日本からだけでなく、いろいろな国から挑戦をしにくるアーティストもたくさんいると思うので、そんな簡単なことじゃない。
自分たちが持つ
カードをどう切るか
REN:そこで戦っていくために、僕らが持っているカードってなんだろうと考えてみると。まず、人数が多いということや、ダンスに力を入れていること。日本人であることもそう。いろいろなカードを持っていて、それをどう切るか。
僕がスタッフの皆さんと話していたのは、僕らがアメリカで勝負を仕掛けに行くときに、向こうの音楽に寄せて接しやすいものを狙いに行くのか、もしくは、「日本からおもろいやつらが来たぜ」って日本の色をしっかり見せて、まずは向こうにいる日本が好きな人やちょっと違うカルチャーに興味がある人に刺していって、そこから広げていくか、ということ。僕は後者がいいんじゃないかと思っていて、そういうカードの切り方を選びました。
自分たちがどんなカードを持っているかをしっかり認識して、正解は分からないけどそのカードをどう切るかっていうのを考えたりするのが、挑戦にはすごく大事なことだと思ったんです。普段からスタッフさんともメンバーともたくさんしゃべるんですけど、スヌーピー先生が教えてくれたので。
ただ、僕らを支える周りの人たちやファンの方たちが掴んで手繰り寄せてくれたこのチャンスに、1パーセントでも勝率を上げられる戦い方を考えていますし、考えることですごく充実しています。
元々は全編英語曲をやるつもりだったんですけど、「日本人だぜ!」っていうところで、日本語を入れたり、ミュージックビデオにも和の要素をたくさん入れたり、振付師も今回は日本人の方で固めてみようとか。いろいろなチャレンジを、今回みんなで決めてやってみています。実際、“和”をかっこよく見せるのは難しいですよね。日本人の思っている“和”と、海外の方がイメージする“和”ではだいぶ違うので、そのギャップが難しいところですけど。


アメリカでの
“ソングキャンプ”
と
楽曲制作の面白さ
REN:今回は楽曲もすごく素敵な方と一緒に作らせていただいて、その過程もすごく楽しかったです。収録曲の「THIS DAY FYAH」の作曲にも参加させてもらっているんですけど、向こうで“ソングキャンプ”をやらせていただいて。2日間なんですけど、メンバーが3部屋くらいに分かれて、1日10曲近くをバババババッと作って、そこから「どんな曲にしていこう」とか「どんな曲を入れよう」っていうところまでやったんです。
作曲に関する知識も経験も多くはないし、言語の壁もあるし難しいかなと思っていたんですけど、すごくオープンな方たちで、本当にぽっと出のアイデアも「やってみようぜ!」って実際に音にしてくれたりして。「かっこいい日本語ない?」って聞いてくれたりして。すごくおもしろかったし、いろいろなことを学びました。
彼らの“オープンマインド”もすごくいいなと思いましたし、メンバーも楽曲への意欲や能力が少なからず上がったと思います。僕が作曲に参加させてもらった曲でも、以前に僕が現地でのインタビューで「ファンの皆さんの反応はどうでしたか?」と聞かれたときに、「That’s fire!」みたいなことを言ったんです。スラングで「やばいな」みたいな言葉なんですけど、それを「おもしろいじゃん!」ってそのまま使ってくれたりもしているんですよ。(木全)翔也と一緒に入ったりもしましたね。メンバーも部屋を行ったり来たりして、「ここもうちょいこうしようよ」っていうのをざっくばらんにやれたので、だいぶ作りました!
独学から始まった曲作り、
自作曲は愛おしい
“我が子”のような存在
―――川尻さん自身は、いつごろから作曲を始めたんですか?
REN:デビュー2年目くらいから少しやっていたのですが、3年目に僕らのYouTubeで「PLANJ(プラント)」という企画が始まったんです。そこでメンバーみんな、それぞれ自分で曲を作って出したりもしていて。そこに初めて僕が出した曲が、初めて自分だけでフルで作った曲でもあるんですが、もう本当に独学で。「感覚でこういうことやりたい」「こういう音ってどうやったら鳴らせるんですか?」っていうのをいろんな人に聞いたりして。すごくスローペースではあるんですけど、今はみんな作詞も積極的にやっていますし、作曲ができるメンバーもたくさんいます。きっかけはコロナ禍でしたが、「みんなやってみよう!」っていう。
でもやっぱり、自分たちで作った曲はもう“我が子”ですね(笑)。そういう曲が愛されるとすごくうれしいですし、本当に自分が作った曲っていっぱい聴いちゃうんですよ(照)。
全然世に出してない曲とか、1番だけ作った曲みたいなのがバッーっていっぱいファイルにあるんですけど、それを移動の車内で聴いていたりもします。やっぱり想いが乗る分、「そこからどういう風にしていこう」というのも考えられるんです。今回のアメリカの曲もそうですし、11月にリリースする11TH SINGLEのタイトル曲「IGNITE」もそうですし、曲作りにメンバーが参加してその想いも乗っている分、エネルギーも届くんじゃないかなと思います。
グループのグルーヴを生む
“えぐみ”とパーソナリティ
―――全米デビュー目前ですが、その準備としてこれまでと変わったことはありますか?
REN:前までは、「こういう雰囲気を表現するためにみんなで揃えよう」という感じだったんです。でも今は、“えぐみ”をつけている最中というか。『ANIMAL』の曲のパフォーマンスの練習や準備をしているんですけど、「逆にここはパーソナルが目立ったほうが全体のグルーヴが出るから、自分のパッションでいこう!」という風に、戦略が増えたというか。人数がいる分、パーソナルの種類もあるので、その飛び道具的な個性がパフォーマンスとして生きることが増えていっている感覚はあります。
このチケットを持って、
どこまで遠くへ行けるか
―――全米デビューを飾る、US オリジナルEP『ANIMAL』は、川尻さんにとってどんな作品になりそうですか?
REN:切符、チケットですね。この1枚を持って殴り込みに行く!ような。今までは、「これがJO1です」という名刺代わりのような感じでしたが、より挑戦的な1枚になっている気がします。
スヌーピー先生の言葉を胸に、このチケットでどこまで遠くへ行けるか。どうやってカードを切るかもいっぱい考えて行ってきたいと思います!
𝐉𝐎𝟏 𝐔𝐒 𝐄𝐏 『𝐀𝐍𝐈𝐌𝐀𝐋』
▼Now Available for Pre-Order
https://orcd.co/JO1-ANIMAL
▼Streaming Website
https://orcd.co/whatchadoin
JO1 | ‘WHATCHA DOIN’ Official MV
JO1 | ‘SAKURA’ Lyric Video
Ren Kawashiri
1997年3月2日生まれ。福岡県出身。グローバルボーイズグループ「JO1」のメンバーであり、パフォーマンスリーダーとしてグループを牽引するカリスマ的存在。JO1は自身初の三大ドームツアーを完走し、10月には全米デビュー、北米ツアーの開催を控えており国内外で大活躍中。
Web:https://jo1.jp/
Instagram:@official_jo1
川尻さん着用:ジャケット¥132,000、ボーダーニットトップ¥68,200、インナーに着たチュールシアートップ¥53,900 キディル(サカスピーアール)/パンツ¥36,410 ピーシーズ(ザ・ピーアール)/ボールチェーンネックレス¥28,600、ペンダントトップ¥86,900、左手中指リング¥75,900 コディサンダーソン(コディ・サンダーソン 阪急メンズ東京 6F)/ブーツ¥174,900 グラウンズ(フールズ)/ソックス スタイリスト私物
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【川尻蓮の吟遊詩人】







