日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナートトーキョー)」。2017年の開催から6年目となる今年は「TOGETHER〜融合する好奇心〜」をテーマに、さらにインターナショナルイベントとして、東京から多彩なデザイン・アートを世界へ発信する。
初年度から注目を集める、DESIGNART TOKYOが30歳以下の若手クリエイターを支援するプログラム「UNDER 30」では、今年も国際色豊かな5組のクリエイターが選出された。
ninanomura / 野村 仁衣那
東京都生まれ、2021年から作家活動を開始。物体の表面を微細な穴で埋め尽くした末に生み出されたこの作品は、無機質に見えるプラスチック製品が光の細胞を宿すことで、新たな生命感を得ていく様に魅了される。素材の真の価値とは何か、モノが溢れる現代におけるモノと人の関わりの真の豊かさとはどこにあるのか。それを自身に問いかけるように、今日も穴を開け続けている。
WEB:http://www.ninanomura.com/
Karyn Lim / カリン・リム
シンガポール生まれのインダストリアルデザイナーであるカリン・リムは、素材の特性を生かしたクラフトデザインにテクノロジーを取り入れることで、現代のライフスタイルに適応したプロダクトを追求する。また、ブランドやパートナーとも積極的に協業することで使用する素材や製品特性を再考し、デザインにさらなる可能性を見出す。
WEB:www.karynlim.com
古舘 壮真 / Sohma Furutate
東京を拠点に活動。デザイングループMULTISTANDARDのメンバーでもある古館壮真は、空間に内在するあらゆる関係性に着目し、独自のアプローチでデザインやアートワークを行う。素材そのものの鮮度を大切にしながらも、人・モノ・空間への効果的な造形表現を重視し、新しい視点や価値観、ストーリーを生み出す可能性を探る。
WEB:https://www.sohmafurutatedesign.com/
messagingleaving / メッセージングリービング
台北在住のデザインクリエイター、チャーリン・チャンが創始者をつとめるクリエイティブスタジオmessagingleavingは、「”光”と”媒体”が生む多様性」をコンセプトとした照明デザインを提案。光の”媒体”として用いた素材は「真鍮」。鍛造の技法を応用し真鍮を叩くことで、平面からボリュームのある形状に変化させ、自然な波紋をもつ模様に仕上げた。
WEB:http://messagingleaving.com/
満永 隆哉 / Takaya Mic Mitsunaga
千葉県出身のアーティスト。HYTEK INC.代表取締役。慶應義塾大学進学後に休学し渡米、国内外でのパフォーマー生活などを経て202年にテックエンタメレーベルHYTEK INC.を創業。満永が2019年に訪れた際にその壮大なパブリック・アートに圧倒され、ベルリンの壁のオンライン化プロジェクト「BERLIN WALL ONLINE」を帰国後すぐ立ち上げた。
WEB:http://www.takayamitsunaga.com/
これからの未来を担う、UNDER30の作品、クリエイターに注目してみて!
DESIGNART TOKYO 2022
期間:2022年10月21日(金)〜10月30日(日)
開催エリア:表参道・外苑前 / 原宿・明治神宮前 / 渋谷 / 代官山 / 六本木 / 銀座 等
WEB:http://designart.jp/designarttokyo2022/