「agnès b.（アニエスベー）」の写真個展「Les Drôlesses」が、南青山にあるアニエスベー ギャラリー ブティックにて開催。本展は今年5月末にパリのギャラリーMAGNIN-Aで開催され、9月には「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2021」のアソシエイテッドプログラムとして日本初公開された展示の巡回展となる。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021 アソシエイテッドプログラム
京都BAL 4F BAL LABでの会場風景

2020年の春、パリがロックダウンしたことを受け自主隔離中だったアニエスベーは、フランス人アーティストのクレール・タブレが手がけた2点の肖像画を顔に見立て、自身のワードローブから選んだ服でそれをコーディネートし、私邸の庭でユーモアに満ちた写真を撮影。撮り下ろした写真作品は、80点以上にのぼる。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021 アソシエイテッドプログラム
京都BAL 4F BAL LABでの会場風景

本展では、各所に掲示されたアニエスベーの手書きメッセージから彼女の子供時代や、デザイナーとしての彼女とアーティストであるクレールの関係性、そして数十年におよぶアニエスベーの創作活動についても知ることができ、今回使用されたアニエスベー自身が所有する貴重なコレクションアーカイブそのものも本展の魅力。また、会場内には作品のインスピレーションソースとなったクレールの肖像画2点も展示される。会場では、本展の展示図録（￥3,850）も販売。

agnès b. interprets Claire Tabouret – Les Drôlesses
期間：開催中～2022年2月6日（日）
場所：アニエスベー ギャラリー ブティック
　　　東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F
時間：11:00～20:00（年末年始休業予定）
TEL：03-3406-6010
Instagram：@agnesb_galerie_boutique