
文化服装学院のファッション工科専門課程とファッション工芸専門課程の学生によるファッションショーと展示が、Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/Wの関連イベントとしてラフォーレ原宿で開催される。
本イベントでは「individual」をテーマに、対象の学科とコースの応募者36名から学内審査を経て選出された6名の学生デザイナーが、ランウェイショーと作品展示の2つの形式で発表する。
本記事では、作品を発表する6名の学生デザイナー・ブランドをご紹介。
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学生デザイナー紹介

桂 日向映 (ショー形式で発表)
テーマ「remain a girl」
レールの敷かれた正しさを求めてしまう人に向けて、自由気ままに、好きなものにまっすぐだった少女の頃を思い出すことができるコレクションを制作。飛び出す絵本、おもちゃ箱、虫取り、シール集めなど、子供の頃に夢中になった物事からインスピレーションを得て、デザインに落とし込んだ。
ブランドコンセプト
「思わず遊びたくなる服」がコンセプト。もっと気軽にもっと大胆に、心の中にあるファンタジーを開放させ、常識や現実感に挑戦するファッションの提案を軸に服を制作。
ブランド:HINAE KATSURA(ヒナエ カツラ)
Instagram:@hinaekatsura_official

榊原 叶真(ショー形式で発表)
テーマ「Overlay・一重奏」
異なる素材やテクスチャーが共存しながら複雑な印象をつくり出す様子を演出。
ブランドコンセプト
ネクタイを集めたドレスや、インサイドアウトなどの解体・再構築の手法で、「美しさとは何か」「時代を超えて愛されるものとは何か」を問い直す。過去のクラシックウエアの美学を継承しつつ、ブランドが考える“斬新な普遍性”を提案。
ブランド:KYOMA SAKAKIHARA (キョウマ サカキハラ)
Instagram:@kyo_sakaki

田中 陽輝(ショー形式で発表)
テーマ「トラウマの廃墟化」
人生において避けられない、苦痛や困難な出来事などの「トラウマ」。それらは記憶や感覚として私たちの中に残り続ける。コレクションの目的は、デザイナー自身のトラウマとなる体験を時間の経過とともに客観的な視点で見つめ直し、そこから、見る人に美しさや力強さを感じてもらうこと。当時の感情から、服のシルエットやディティール、必要な機能を抽出し、さらにそれらを「廃墟」の象徴的な要素と組み合わせることでデザインに昇華した。
ブランド:HARUKI TANAKA(ハルキ タナカ)
Instagram:@_haruki_tanaka_

西ヶ谷 紘希(展示形式で発表)
ブランドコンセプトは、自然の力と人の手、天然素材が交わり発生する偶然性と必然性。
手織りを中心に、天然染色やハンドステッチ、手縫いのボタンホールなど人の手によるモノづくりに注力した。
ブランド:Koki Nishigaya(コウキ ニシガヤ)
Instagram:@k0ki_24gaya

西脇 駆(ショー形式で発表)
一度この世を去った人間が、ゾンビとして生き返り醜い姿のまま街を練り歩いている日常を想像し、デザイン性の高い服に落とし込んだコレクション。
ブランド:Deadbooy(デッドボーイ)
Instagram:@iamdeadbooy

森 愛葉(ショー形式で発表)
幼い頃に経験した幾度かの引っ越しがインスピレーション源。暮らしていたアパートや団地の奥にあったであろう様々な生活に思いを馳せ、そこに暮らす人々をテーマに洋服を制作した。
ブランド:Apartmentstory201(アパートメントストーリーニーマルイチ)
Instagram:@apartmentstory201
学内外で活動する若きクリエイターの活躍を応援する本イベント。次世代を担う学生達のエネルギーに満ちたショーをぜひチェックしてみて。
Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W
文化服装学院 ジョイントショー「individual」
日時:2025年3月9日(日)17:00~
場所:ラフォーレ原宿 ラフォーレミュージアム原宿
東京都渋谷区神宮前1-11-6
※どなたでもご入場いただけます。ただし、会場の混雑状況により入場を制限させていただく場合がございます。予めご了承の程お願い申し上げます。