昨秋、バルト三国と北欧を訪れた「YUKI FUJISAWA（ユキフジサワ）」のデザイナー、藤澤ゆきさんがその地で目にした自然のうつろいや旅路の景色をデザインに落とし込んだ特別なセーターがお目見え。その試着会&オーダー会を3月15日（金）から21日（木）まで開催する。

今年のカラーは、光が透けた薄曇りのスカイブルー、18世紀の建屋のベージュ、秋に向かう針葉樹のモスグリーン、夜のバルト海のしずかな藍色の4色。藤澤さんがアイルランド産の毛糸「Donegal Yarns（ドネガルヤーン）」の見本帳を手に、町を歩き、森に佇みながら作り上げた。ネップと呼ばれる粒が毛糸に入り混じり、たった一色で語り尽くせない自然本来の色彩を感じることができる。

さらに、オリジナルの「陶器のボタン」には、木彫作家が描く愛らしい馬や羊などといった新作のモチーフが登場。形や色合いの違いも愛おしいボタンの数々から、ニットにぴったりな組み合わせを選ぶことができる。

会場は昨年に引き続き名建築として知られる森山邸。期間中はセーターのオーダーを引き受けるほか、今回のニットが出来上がるまでのプロセスや、旅のかけらを展示する。また、今回の特別な催しとして、3月20日（水・祝）には、俳優の青柳いづみさんによる朗読会も行う。

「着る人の身も心も包み込む、お守りのような、宝物のような。そんな1着をお届けできるように準備をしています。」と藤澤さん。この機会に冬が待ち遠しくなる特別な一着を選んでみては。

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