なにわ男子・道枝駿佑、モトーラ世理奈、あの、アイナ・ジ・エンドなどが満喫したヴァレンティノ（Valentino）の新章を彩るイベントをレポート

2025年プレスプリングコレクションより、ヴァレンティノのクリエイティブ ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレ。2024年9月に発表された初めてのランウェイショーとなる2025年春夏“パヴィヨン デ フォリ”コレクションは、ミケーレの復活、そして鮮烈なコレクションの数々に大きな注目を集めた。

テーマは“パヴィヨン デ フォリ（狂気の館）”。ミケーレはそのテーマを人生と捉え、そして美を航海するための錨とし、メゾンの創業者であるヴァレンティノ・ガラヴァーニのアーカイブの中から、独自の視点で厳選したコレクションピースのディテールやシルエット、メゾンの強みとなるクチュールテクニックをふんだんに使用した、芸術的なコレクションを発表した。

そのコレクションのローンチを記念し、ミケーレの芸術を具現化したパーティーが開催された。 東京国立博物館の歴史ある建造物の表慶館を舞台にファッション、音楽、没入型体験が融合したファンタジー空間を披露。「ルーム・バイ・ルーム」の形式で各部屋を象徴するカラーパレットやライティングで区分けられたそれぞれの空間には、クレーンマシンやLINEを活用したトレジャーハンティング、そしてプリントマシンなど、 多角的でプレイフルなアトラクションが設定されている。

館内では、Kaiki Ohara（Suchmos）さんや50MinimalsのSomaさん、KaiさんによるDJパフォーマンスでダイナミックなサウンドスケープを生み出していた。そのDJブースを抜けると、パリコレクションでも話題を呼んだ、猫型のバッグ“ミノディエール”（写真左）へのオマージュとなる、約2メートルの巨大なモニュメント「ル シャ デ ラ メゾン」がお目見えする。

また、フォトブースには、今季のキーともいえるさくらんぼモチーフのコラージュ背景が設置され、アーティストや俳優、モデルなど、様々な豪華ゲストが集結。（装苑のInstagramではアイナ・ジ・エンドさん、あのさん、アオイヤマダさん、モトーラ世理奈さんをフィーチャー）

アレッサンドロ・ミケーレの創り出す新しいヴァレンティノの世界観、そして、ミケーレならではの遊びとファンタジーを体感できる、幻のような一夜となった。