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ラウール(Snow Man)、モード界の頂点に挑む。一年半に及ぶ挑戦の記録
『ラウール On The Runway』

Snow Manのメンバーとしての活躍はもちろん、モデルとしての顔も持ちワールドコレクションというモード界のトップステージに挑んできたラウール。その舞台であるパリ・メンズファッションウィーク、ミラノ・メンズファッションウィークには、世界を代表するトップメゾンが最新のコレクションを発表するために集結する。

そのランウェイショーに出演することはモデルたちの憧れでもある。そのためファッションウィーク中には、この憧れの場を目指すモデルたちが世界中から集まり、キャスティング(モデルのオーディション)に挑む。だが実際に、その夢のランウェイを歩くことができるのはごく一握り。

そのため人種もキャリアも関係なく、ランウェイを巡る熾烈な戦いが繰り広げられる。モデルとして世界最高峰のランウェイを目指すラウールを、2024年1月から今年6月までの1年半を追ったドキュメンタリー『ラウール On The Runway』が、9月13日(日)からAmazon Primeで配信される。

先だって開催された記者会見でのラウールの言葉から、そこにある思いをここに伝えたい。

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“自分は負けず嫌い”だから
悔し涙と、怒りの感情が原動力に。

ラウール:日本ではありがたいことに、アイドルとして『かっこいいね』と言ってもらえたり、わりとちやほやしてもらったりするのですが、それが本心かお世辞か分からなくなることがあって。自分を試してみたいと思ったんです。ファッションの本場でモデルとしてどこまでやれるのか?メンバーやファンの方々が、『パリコレとかで歩いていそう』とか言ってくれた、そういう言葉に引っ張ってもらっていました。

ラウール:現地に行ってみて初めて、そこでの日本人の立ち位置のようなものや、すごいな、かっこいいなと思っていた“モデル”という職業が、あまりリスペクトされていないように感じました。それが苦しい時期もありましたし、そこで出会った僕と同じようにがんばっている日本人モデルの人たちも同じような思いを抱えていたんですよね。

自分はアイドルだからこそ(ドキュメンタリーとして見せることで)、こういう世界や状況があるということを、少しでも知ってもらえるきっかけになるかもしれないと思うようになりました。感じたのは、文化の違いというもの以上に、アジア人が欧米で彼らと対等に仕事をしていくということの難しさ。そこに怒りという感情も生まれました。

だからこそ頑張れたと思いますし、“世界”というものをちょっと知れたので、自分にとっては良い経験だったと思います。僕は、16歳でデビューして、導かれるままに来てしまったので。普通の10代20代よりも甘やかさせれてきたというか、あまり苦しんで来なかったのかなと。それがコンプレックスでもありました。

この1年半はちゃんと苦しかったので、“俺も辛かったんだぜ!”じゃないですけど、自分はそういう経験がしてみたかったんだと気づきました。でも本当に、キャスティングを受けると9割以上落ちるんですよ。カメラの前でくやしい顔はしたくなかったけど、その時の複雑な気持ちは出てると思います。

この前、久しぶりに地元の友達に会ったら、就活をしてるって話していて。そこでの苦労や気持ちに、全力でうなずけて共感できたことは嬉しかったですね。

チャレンジがもたらした未来への糧

ラウール:今までにない感情を経験したことが、お芝居にも影響しているのかもしれません。ランウェイで、自分がどう動き表現するのか。それは誰かに教えてもらうのではなく、全部自分の頭の中で考えて作っていました。日本でのお仕事では、動きやパフォーマンスをスタッフさんから教えてもらうことも多いけど、考えてみると、結局は全部同じことですよね。教えてもらったことでも、自分でかみ砕いて答えを出さなきゃいけないこと。

みんなで作り上げるようなときにもやっぱり自分で考えなくてはいけない。それをあたりまえのようにしていきたいです。

ラウール:この作品はあまり馴染みのない世界のドキュメンタリーだとは思いますが、この世界のことを知ってもらいたいんです。配信時間も1時間半とそこまで長くないので、ぜひ見てもらえたらうれしいです。

ラウールさんが出演した
他のコレクションはこちら

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