修了生のVincent PARK(左)とAlice WANGの作品。
パリ有数のモード学校「フランス・モード研究所(Institut Français de la Mode = IFM)」が、ファッションデザインの学士課程(Bachelor of Arts in Fashion Design)修了ショーを開催しました。
ランウェーが設置されたのはパリコレでも度々使われてきた校舎一角。披露されたのは、今年度の修了生71人の中から選ばれた32人のコレクションです。
セーヌ川沿いに立つIFMの校舎。©Chieko Hama
ショーには、ブリジット・マクロン大統領夫人をはじめ、IFMの新理事長シドニー・トレダノ(LVMHファッショングループ会長兼CEO)、IFM財団会長ブルーノ・パブロフスキー(シャネル・ファッション部門プレジデント)など500人のゲストが参列。
32人はそれぞれ6ルックからなるコレクションを発表。彼らは一貫性、技術力、クリエイティビティの評価基準をもとに、ファッションの専門家からなる審査員によって選出された。写真はPaul BILLOTのコレクション。©Chieko Hama
200点近くにおよんだ作品を着用したのは、多様性に富むモデルたちです。彼らの多くがジェンダーレスなルックに身を包み、アップサイクルなどのサステイナブルなクリエイションも豊富。今のモード界を色濃く反映しつつ、十人十色のオリジナリティを見せるエネルギッシュなショーでした。
Alma WUTTKE RODRIGUEZ(左)とAntoine PILLIの作品。
David ZHAO(左)とMarie PASQUIETの作品。
Martin MONTELS(左)とBrooke DRUENの作品。
Yann CHIFLET(左)とYounes BENBOUSSELHAMの作品。
Photos : ©Guillaume Roujas
Text : B.P.B. Paris