ファッション甲子園2024の受賞作品が発表!

2024.08.27

日本全国の高校生を対象にしたファッションコンテスト、「第23回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会 ファッション甲子園2024」が8月25日(日)に開催された。

23回目を迎えた今回は、応募総数全国95校、1,929点から一次審査を突破した、27校34チームがファッションショー形式で最終審査会に臨んだ。受賞したのは9つのチーム。装苑ONLINEでは各受賞作品をご紹介します。

審査員
・原 由美子(ファッションディレクター)
・天津 憂(クリエイティブディレクター)
・青木 規子(繊研新聞 記者)
ゲスト審査員
・井野 将之(ファッションデザイナー)
特別賞選考(海外ファッションブランド協会賞)
・海外ファッションブランド協会会長 三木 均(リシュモンジャパン株式会社代表取締役社⻑リージョナル CEO)

受賞作品

優勝

大阪府立泉尾工業高等学校(大阪府)
地球(生命の誕生)

地球が誕生した頃は、草や木など何もないはずの所に力強く咲きはじめ色々な命が誕生します。自然の力で命が誕生します。自然の力は私達の想像以上の力を持っていて、測り知る事が出来ません。そんな地球や自然の命(瑞々しさ)をデザインしました。
命に大切な水や光をチュールで表現し、緑の所は、様々な造花とタフティングで表現しています。

福知山淑徳高等学校(京都府)
Nostalgia
高度成長期に建てられた集合住宅が、次々と解体されていく時代の到来。建設当時から現在まで共に生活してきた全ての人々が抱く、懐かしさ、切なさ、恋しさ等、何とも言えない感情、ノスタルジ―をデザインに落とし込みました。
個々の顔には、鉄錆でシミや皺をつけ、一針一針個性的な顔に仕上げました。

愛媛県立松山工業高等学校(愛媛県)
花鳥風月
この作品は、私が大好きな花札を沢山の人に知ってもらいたいと思い、デザインしました。 存在感のある猪鹿蝶をはじめ、全身に四季折々の花々を散りばめ、至る所に花札をあしらったデザインが魅力の1つです。
花札から飛び出したような、立体感溢猪鹿蝶に注目です。

岡山県立岡山南高等学校(岡山県)
欲望インバウンド
海外の旅行者向けの需要の向上。為替によって自分たちの生活が変わってしまう不安を緻密な計算による百個以上の立体三角形で表現。レシートやバーコードをモチーフに素材から作り、現状を越えたその先に広がる希望をグラデーションにのせて。

青森県立弘前実業高等学校(青森県)
PEPER LESS
ぺ―パ―レス化されている現代で、紙の必要性が失われています。一方で環境破壊を減らす対策として、紙の活用性が広がってきています。この作品から、改めて紙が本当に不要なのか、考えてみてください。
表面は様々な紙で作られているので、質感に注目してご覧ください。

英風高等学校(大阪府)
Happy human society!!
社会を生き抜く大人の皆様、そして子供でいられなかった子供の皆様に向けた作品です。感情だけでは回らない世の中ですが、たまには素直で無邪気な抵抗をしてみてはいかがですか?
カラフルな配色で軽い生地を使い、無邪気さを表現しました。

市立札幌平岸高等学校(北海道)
Ribborn
思春期の子供が感じる自立心と不安を、かわいいデザインに昇華しました。最初は赤いマントに守られていたのが真っ白に変化することで、自分の殻を破って成長する姿を表現しました。
背中で一直線に並んだリボンは骨を表していて、より自分の力で立っていることを強調しています。

広島市立基町高等学校(広島県)
かさね
千羽鶴の連なりは、人々の平和への願いの連なりです。鶴を一枚一枚開く行為は、平和な未来を切り開きたいという思いを、その鶴を重ねる行為は、人々の平和への思いが連なることを表しています。
折り鶴の表情の変化と全体のシルエットの美しさを追求しました。

アンファッションカレッジ(岐阜県)
PURE
私は“可愛い”が好き。でも大人の女性にも憧れる。そんな風に心が揺れる高校生です。でも、ピュアな心だけは大人になっても持ち続けたい。そんな気持ちをこのドレスのデザインに落とし込みました。
1つの花の形を作るのに2時間かかりました。それを100個作って仕上げた丸いスモッキングの袖がポイントです。

ファッション甲子園
WEB:http://www.f-koshien.com/
Instagram:@fashionkoshien
YouTubeライブ配信アーカイブ:https://www.youtube.com/live/DREalb5mZ3o

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