自身が考える心や身体に関する問題をテーマとし、つけた人がアートピースの一部になるような、独創的なジュエリーを生み出すハルナスギエ。作品に込めるのは「唯一無二の存在である自分をどんな時も肯定したい」という思い。

イヤーカフ（モデル右）上¥11,000、下¥16,500、（モデル左）¥16,500　

「今の世の中ではSNSの普及により、作り上げられた理想像を常に提示され、そこに向かって泳がされているような感覚があります。そんな環境から生まれるネガティブな感情や、問題意識をプラスに昇華させるため制作をしています」素材は軽くて透明度が高く、割れにくい丈夫なボロシリケイトガラスを使用。自在に形を変えられるという特徴を生かし、伝えたいイメージを可視化していく。

「ガラスジュエリーは誰もが手軽に身につけられるオブジェだと思います。身体の一部となり、作品に込めた思いをより身近に感じてもらえたら嬉しいです」

リング¥15,400　「HIFU series」 身体を守る皮膚のように、目には見えない心を外の世界から守ってくれるジュエリー。

「SUGATA series」 表面がゆがんだ鏡になっているため、自分の姿や、自分を取り囲むすべてのものが曖昧な形となり映り込む。その不確かな姿を通して、自分のアイデンティティを見つめ直すためのジュエリー。リング 各¥34,100

「SHIBOU series」 醜いものとして扱われることの多い脂肪をガラスで抽象的に美しく表現することで、決められた価値観から解き放たれることを目指した。リング（右手薬指）¥13,200、（左手人さし指）¥14,300、（左手薬指）¥15,400