Hair 東ななこ

裕翔くんのショーを毎回やらせていただいているからこそ、彼の世界観は理解しています。そこを踏まえた上で、今回メイクチームと共有していた、“幽霊の子”のイメージを作り込んでいきました。ボサッとしたヘアのボリュームが幽霊感を演出しつつ、楽天ファッションウィークでやる初めてのショーとして印象的なものにしたいという気持ちを込めています。
2月頃からいろいろと準備が動き出して、事前にデザインとしてやっておけることはないかと話していたら、「髪の毛でなにか編んでみますか?」というアイディアが出てきて。一緒に問屋に行って素材を選んで、編みものを担当しているスタッフたちがヘッドアクセサリーを制作してくれました。こういうシルエットやテクスチャーがいいと話し合いながら、ヘアスタイルを決めていきました。
Instagram:@nanakohair__

雫瀬永紡さんが着用していたニット帽は、毛糸と人工毛で編んだもの。





メイクは、可愛い幽霊をイメージ。日本人の女の子の可愛らしさや可憐さを活かし、毛糸などを使用した柔らかなルックに相反して、顔にはキラキラと光るビーズなどを付けたという。

ユウショウコバヤシのアシスタントの多くは、文化服装学院の在校生や卒業生。ニットをメインに担当している久我谷海帆さん(左)、布帛をメインに担当している佐藤花衣さん(右)



今回のストーリーをもとにスタイリングを組んだというスタイリストのKana Hashimotoさんは、けだるさをムードに、垂れた糸などディテールを生かしながら、数多く登場した二ットアイテムを可愛らしく見せられるように意識したという。


yushokobayashi2026-’27AWで見せた、新たな挑戦

“最後に登場したガウンは、ファッションショーを締めくくるフィナーレ的なことはやりたいと思い、制作したものです。そこには、統一感や、死を改めて匂わせるような何かが欲しいという考えもありました。今回は、コラボレーションもさせていただきました。相手の方にも物語を伝えて、彼らのパーソナルなものをアイテムに入れ込んでもらいました。”


ヘッドピースはKIJIMA TAKAYUKI(左)、トップスのイラストは韓国で活動するイラストレーターのLee Haesun(右)とのコラボレーション。

布と布の間にアルミの接着芯を使用したワンピースは、パリでも披露されていない今回のショーのために制作したアイテム。柔らかなニットなどとギャップのあるハードな素材を使用したのは、新たな挑戦だという。
Coding : Akari Iwanami





