9月29日から9日間の日程で、2026年春夏パリ・ファッションウィークが開催され、110を超えるブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの注目コレクションや話題のトピックスをご紹介します。

筆と半紙をインビテーションに用いたヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のショー。会場はおなじみのパリ市庁舎で、コレクションには力強いタッチの書がモチーフとしてあしらわれていました。

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アシンメトリーにカットされたジャケットやドレスには、フリンジ装飾が施され、生地を結んだり、編んだりと、多彩なテクニックでドラマチックなシルエットが形成されています。

白いページフリルが華やかさを添え、タータンチェックで遊んだドレスには、マニシュなハットがコーディネイトされました。


後半には、9月に逝去したジョルジオ・アルマーニ氏を追悼する場面も。登場したブラックドレスには、アルマーニ氏が友人・山本耀司に宛てたショーへの招待状や「GIORGIO ARMANI」のポスターがプリントされ、氏への深い敬意がひしひしと感じられました。


フィナーレを飾ったのは、鮮やかな朱赤が差し色となった5体のルック。特にラストに登場したコートは、ヨウジヤマモトが1980年代に発表したバッスルスタイルの作品を彷彿とさせるもの。

会場には、死と向き合い、残された人々の心を優しく包み込むような歌が流れ、エモーショナルなショーとなりました。


































































Courtesy of Yohji Yamamoto
Text:B.P.B. Paris