6月18日から6日間の日程で、2025年春夏パリ・メンズファッションウィークが開催され、約70ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの注目のショーや見逃せないトピックスをご紹介します。
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渡辺淳弥が手がけるジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)のテーマは「ドレスアップ・デニム」。ブランドのシグネチャーで、これまで繰り返し使われてきたデニムとパッチワークに焦点を当て、“やり尽くしたことから何か新しい発見ができないか”と、発想されたコレクションです。
会場にはレッドカーペットが敷かれ、モデルたちはブラックタイを着用。ジャケットのシルエットはあくまでもフォーマルですが、マテリアルはカットした多彩な生地を重ねて、クラシックと崩しの絶妙なコントラストを生んでいます。ボトムのジーンズもパッチワークで遊び、ジージャンはエレガントなケープに変身。異なるスタイルをミックスし、一捻りも二捻りも加えたクリエイションです。
今シーズンもリーバイス(LEVI’S)をはじめ、様々なメーカーとのコラボアイテムがラインナップ。特に目を引いたのは、イタリアのテキスタイルメーカー「ラッティ(RATTI)」のプリントのスカーフで、“AC/DC” “Black Sabbath” “Scorpions”のロックTシャツも登場。
極軽量のスニーカーはニューバランス(NEW BALANCE)、ドレッシーな白黒のバイカラーシューズはトリッカーズ(TRICKER’S)、多機能のバッグはインナーラウム(INNERRAUM)とのコラボです。
Courtesy of JUNYA WATANABE MAN
Text:B.P.B. Paris