6月21日から6日間の日程で開催された2023年春夏パリ・メンズ・ファッションウィーク。フィジカルイベントが増えた今シーズンは、40ブランドがパリを舞台にショーを実施。待望のリターン組、初ショーを行った新星デザイナー、パワフルなラグジュアリーブランドが一堂に会し、尽きない創造性を披露した刺激的な一週間だった。
EGONLAB.
エゴンラボ「今、必要なのはファンタジー!」
昨年、権威あるANDAMアワードでピエール・ベルジェ賞を受賞したエゴンラボ。波に乗るデザイナーデュオが見せたのは『不思議の国のアリス』から着想されたファンタジータッチのコレクションです。
「私たちの地球は、かつて無いほどの変化に直面しています。気候、政治、細菌、常に問いかけられる環境の中で、これまで以上にファンタジーが必要なのです。穴が開いた、破れたデニムはいつも必要なアイテムで、70年代をアクセントにしたプリントでグラフィティの世界を演出し、シャツは花で飾られるのです」とデザイナーのケビンとフロランタン。
スパンコールがきらめくタートルシャツやマンガチックなイラスト入りTシャツなどもあり、フィーナーレにはナスとキノコのキャラクターが登場。楽しくハッピーになるショーでした。
会場前でもナスとキノコのキャラクターがお出迎え。中央は名物ジャーナリストのダイアン・ペルネさん。
Text:B.P.B. Paris