2022-’23年秋冬パリ・ファッションウィークが開催。
必見コレクションや話題になったことなど、今シーズンのハイライトをご紹介します。
ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)はパリ左岸にある18世紀の館でプレゼンテーションを開催。ウィメンズとメンズのコレクションに加え、フレグランスとメイクアップの新ラインも披露されました。
豪華なシャンデリアが灯されたエントランスから中に入ると、今は廃墟となった室内にマネキンが陳列され、煌びやかさとデカダンスな雰囲気が交差。相反する要素から独自の世界を創造するドリスならでは演出です。
発表された今シーズンのウィメンズでは、イタリアから多くの着想を得ていて、グラムールな歌手のミーナ、俳優のマルチェロ・マストロヤンニ、建築家でアーティストのカルロ・モリーノの作品がインスピレーションソースになっています。全体的にイブニングのイメージが強く、マスキュリン・フェミニンのシルエットに加え、目を引いたのはレオパートやゼブラなどのアニマル・モチーフ。蝶の形のジュエリーもあり、妖艶なムードを漂わせていました。
Photos : Courtesy of Casper Sejersen
ビューティー・コレクションは、オードパルファム(10種)とリップスティックを中心に展開され、いずれも詰め替え可能。香水瓶、リップスティック・ケースは、まるでドリスの服を纏っているかのようです。販売は2022年3月2日から、一部のドリス ヴァン ノッテン店舗とdriesvannoten.comでスタート(日本での発売時期は未定)。ますます満たされていくドリスの魅惑の世界に目が離せません。
オードパルファムの香りは10種で、それぞれにボトルのデザインが異なります。ハンドクリーム、ソープ、ブラシやコームなども加わりました。©B.P.B. Paris
リップスティックは30色とバームがそろい、リフィル式のケースは4タイプから選べます。©B.P.B. Paris
プレゼンテーションの会場となった館のエントランス。©B.P.B. Paris
Text : B.P.B. Paris