2026-’27年秋冬オートクチュールウィークが7月6日から4日間の日程で開催。今シーズンの必見のショーや気になるトピックスをご紹介します。

シャネル(CHANEL)は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)による2回目のオートクチュールコレクションを発表しました。
アニメーション仕立てのティザーで描かれたのは、『ジャックと豆の木』を思わせる少女の物語。その幻想的なビジョンはショー会場にも広がり、空へ伸びる蔓や毒気のある巨大な花、宙に浮かぶファニチャーが、来場者をマジカルな世界へと誘いました。

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今シーズンのテーマは「ガブリエルと豆の木」。メゾン創設者のガブリエル・シャネルは、ブレイジーの創作の源泉となる存在です。
「ガブリエル・シャネルの人生は、ひとつのおとぎ話だったのではないでしょうか」とブレイジー。
「彼女の本棚で、『Les Fées, Contes des Contes(妖精たち―おとぎ話集)』という小さな本を見つけました。そしてオートクチュールのアトリエの職人たちとともに、本のように物語を宿す服というアイデアを探求したのです」

オートクチュールの卓越したサヴォアフェールをぜひご覧ください。
こうして生まれたコレクションは、シャネルの服が持つ物語性と、それをまとう女性たち一人ひとりのストーリーに光を当てたもの。服は完成した瞬間が終着点ではなく、着る人の人生と重なり合うことで、新たな物語を紡いでいくのです。
ショーの幕開けを飾ったのは、軽やかなシルクモスリンのスーツ。ツイード風の格子模様は小さな粒が連なり、魔法の豆を想起させます。モデルが手にするのは、着想源となった本。

立体的なフラワー刺繍や植物のアップリケなど、自然をモチーフにした装飾がふんだんに取り入れられ、まるで空想の庭から抜け出してきたようなルックが次々と登場しました。

中盤で目を引いたのは、『オズの魔法使い』のかかしに着想を得たラフィアのルック。赤いチェックのカントリー調シャツとブルーデニムのようなパンツはいずれもツイードです。ジャケットにはフェザーのブレードと、種から花が開くまでのひまわりの物語をたどるジュエルボタンが装着されています。

こちらの動画では、かかしのルックを制作する様子をご覧いただけます。
後半に続くのは、可憐なレースのマリエ、マニッシュなコート、ショートジャケットとマーメイドスカートのアンサンブルなど。ドレスから花が咲き出すような装飾もあり、オートクチュールならではのダイナミックなクリエイションと精緻な手仕事が見て取れます。


豊かな素材と多彩なシルエットが織りなすコレクションは、着る人それぞれのストーリーを雄弁に語っているかのようでした。
全ルックを一挙公開します!
































































Photos : © CHANEL / Courtesy of CHANEL
Text:B.P.B. Paris