国際的なランウェイプラットフォームとしてファッションの未来を切り開くことを目的とするグローバルファッションコレクティブ（Global Fashion Collective）。

世界各国から参加しているブランドの1つとして、第96回装苑賞に輝いた大下彩楓さんの手がけるアヤカオオシタ（Ayaka Oshita）がランウェイショーを開催した。

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初のコレクションとなった今季のテーマは、変身や変化を意味する「メタモルフォーゼ」。内向的、消極的な性格の人間が、内に秘めた感情が抑えきれずに体外へ溢れ出す瞬間をデザインとして表現した。

発表された15体は淡い色調やアースカラーを軸に、クラシックなAラインのドレスから、モダンな短丈のアウターやデニムルックまで幅広く展開。襟元や裾にはレース、腕部分にはリボンやスパンコールなどがふんだんに用いられ、全体的にフェミニンな世界観を演出しながらも、デカダンなイメージで布を引き裂いたダメージ加工も随所に見られる。

コレクションのテーマである内面からの解放は、服と同素材で施された翼や恐竜の骨板のようなモチーフ、蝶の装飾やフリンジなどでも表現されており、自由な遊び心もクリエイションに落としこまれている。

ラストルックにはニット地のキャミソールドレスにコルセット風のチューブトップやペティパンツを合わせたヴォクトリアン風のルックが登場。相反する様々な要素の対比が、大下さんの細かな手仕事によって今季のテーマ性を丁寧に映し出していた。

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